ネットで販売されるピルは、販売元が曖昧な輸入ものだったり、成分が本物かわからないコピーものも多く出回っている。一般人には、正しい薬剤かコピーの偽物か見た目ではわからない。
「以前、バイアグラの偽物が出回り、死亡事故なども起こっています。ピルもアフターピルも同じと考えたほうがいいでしょう。
さらに、ホルモン成分が入っていたとしても用量が的確でなければ、身体には大きなダメージが出ることがあります。ネットでピルやアフターピルを購入して飲んでいる人はただちにやめることが大事です。ピルを服用したければ、ぜひ、婦人科に行って処方してもらいましょう。
喫煙習慣などあれば、どうすれば禁煙ができるかなども相談できます。ピルを処方してもらうついでに、定期的に身体もチェックできるので、健康意識も高まります。病院で直接、ピルを処方してもらったほうが長い目で見ればメリットは大きいのです」(松村先生)
ネットで購入したものを飲み続けてホルモンバランスを崩して、正常な生理が来なくなってしまったという話も。処方薬はネットでは買わない……ピルやアフターピル以外にも心がけたいこと。
ピルはライフステージのプランニングにも大きく関わる要素。だからこそ、きちんと考えて医療の専門家の診断と意見を大切にしてみて。