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ワインにバゲットを食べ続けても太らないのはなぜ?

ロゼワインにパリパリのバゲットが食事の中心なのに、フランス人女性が太らないなんて人生不公平だと思わない? 週末においしいご飯を食べただけでむくみが気になるなら、この「ウィメンズヘルス UK版」エディターの体験記をチェックして。太らないヒントを見つけられるかも……?!

ずっとフランスに憧れていたというUK版エディターのファーラ・ストー。19歳の時に憧れのパリに実際に1年住むずっと前から、フランスにはまっていたそう。きっかけはまだ大学生だった頃に、クラスメイトのお姉さんがフランスに1年留学したのを見たこと。

1年フランスで過ごして戻ってきたファーラは、フランス人のような話し方に。でも彼女が一番驚いたのは、洋服のサイズが3サイズほどダウンした身体の変化だったそう。

それから、フランス人が体型をキープするためのノウハウ集は全て買って、パリジェンヌダイエットを試した、とファーラ。

エレベーターのかわりに階段を上る、食事の前には食欲を抑えるためにチーズをひとかけら食べるなどのフランス人がやっているとされる小さなライフハックを試したけれど効果はなかったそう。

30代になったファーラは、昔よりもシニカルになったという。

そして、イギリス人は食べ物を「よい食べ物」と「悪い食べ物」の2つに分けて見ている。

それに比べてフランス人はそんなにはっきりとは区別をつけない、ということに気付いたそう。フランス人は、食べ物は食べ物、として捉えるだけ。フランス人にとって夕食後にケーキを食べるのは当たり前。一方、イギリス人にとってケーキを食べることは「ごほうび」で特別な至福の時。でも問題は至福の時と捉えてしまうとその特別な日を定期的に欲してしまうこと。

なにかが「ごほうび」として捉えられると、ただのケーキではなくて、心理的なクッションになってしまうそう。「大丈夫、よく頑張ったね」と小さい時に転んで泣かなかった時に大人に声をかけられたように、「ごほうび」はお菓子の大袋を食べることを正当化する、避難所のようになってしまう。つまり、「頑張ったね、だからこれを食べていいよ」と言うようなもの。

ここで問題なのは、がっかりしたり、怒ったりすると、「これは、ごほうびに値する」と思ってしまうこと。そうすると、常になにかごほうびのための理由を探すようになってしまう。会社で嫌なことがあったなら、ごほうび。天気が悪かったら、ごほうび。こんなことを繰り返しているとズボンのボタンがはちきれること間違いなし。

フランス人にとってケーキは特別なことではなく普通なもの。だからフランス人は太らないのでは? と言うのがファーラの意見。

http://www.womenshealthmag.co.uk/magazine/editors-blog/616/physical-ed-why-french-women-really-dont-get-fat/



Text:Farrah Storr Translation:Noriko Yanagisawa Photo:Getty Images