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見ている分には楽しい流行りのマスクだけど、皮膚科専門医は顔に傷が残ることを懸念する。

貼って剥がすタイプのマスクで毛穴を清めるのは楽しい。終わった後の鼻を見れば満足感も得られるけれど、実際は利益以上に害をもたらすか、そもそも利益なんて一切ないものかもしれない。

スキンエキスパートによると、貼って剥がすタイプのマスクは顔に傷を作り、皮膚の過敏症や炎症、時には感染症や瘢痕(はんこん)に繋がる可能性もあるという。

美容外科医でスキンエキスパートのジョンキル・チャントレー医師は 「マスクが剥がされると、一番外側の皮膚の細胞も一緒に剥がれていく」 と説明する。

「これが皮膚を刺激するので、赤くなってヒリヒリする。皮膚を守り、滑らかにする皮膚本来の油分まで剥ぎ取られるので、皮膚は炎症を起こして乾燥する」 そう。

肌を保湿し、皮脂のバランスを整え、細胞の再生を促す皮膚科医承認のフェイスマスクが市販されているのは事実。その一方で、スキンエキスパートたちは、貼って剥がすタイプのマスクは慎重に使用し、必ず成分表を確認するよう警笛を鳴らす。

ロンドン・ハーレー街のスキンクリニック『Dermaperfect』設立者で、オンラインスキンケアネットワーク『Harley Steet Emporium』のスキンエキスパート、ペネロペ・ティンパニディス医師によれば 「貼って剥がすタイプのマスクの使用に伴う最大の危険は、そこに含まれる化学物質と成分によって引き起こされる接触性皮膚炎」。

「接触性皮膚炎によって、皮膚は赤みを帯びて痒くなる。極端なケースでは、泣く人もいれば皮膚が剥ける人もいる。治癒には一週間以上かかり、発症したら皮膚科に行く必要がある」

毛穴の黒ずみを除去したければ、サリチル酸を含む洗顔料を使ってみては。サリチル酸はニキビの最大の敵。放置すれば毛穴を詰まらせる角質を取り除きながら、毛穴に侵入してを皮脂を分解してくれる。

※この記事は、UK版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Natalie Lukaitis Translation: Ai Igamoto Photo:instagram of @irina_tee