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2005年に400人の大会からスタートし、これまでに述べ5万人以上のランナーが参加、累計9300万円を世界の子どもたちの支援に寄付してきたチャリティランイベント「PARACUP」が、2019年5月5日(日・祝)に開催決定。ラン友だちと誘い合って参加しよう!

フィリピンの児童養護施設やスラムの子どもたちの支援に取り組む社会人や学生が、支援金を集めるためにスタートしたチャリティマラソン大会「PARACUP」。運営スタッフは全員が仕事をもつ社会人や学生のボランティア。「楽しんで走ることが、世界の子どもたちの未来につながる」というメッセージを伝えるため、15年にわたって拡大しながら継続してきたこの大会が、2019年をもって15年の歴史に幕をおろす。

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大会の種目は、ハーフマラソンと、2時間のリレーマラソン(2キロのコースを周回)、5キロラン、親子ラン、キッズランの5種目。キッズランや親子ランでは毎年よちよち歩きの幼児やまだお母さんに抱かれたベビーまでもが参加し、毎年この大会を楽しみに参加し続けてきたという人も少なくない。大会の参加費は、大会運営に関わる必要経費をのぞいて世界の子どもたちの教育と生活支援のために贈られ、会場での飲食やマッサージなどのサービスの対価もすべて寄付になるという、100%非営利で運営されるイベント。

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「走る楽しさ」を体感できる工夫のひとつが、コース上に多数立っているボランティアスタッフたちの熱すぎる応援。この大会名物のハイタッチもずらりと並び、ゼッケンにニックネームを書くので見知らぬ人たちもみんな、名前を呼びかけながら応援してくれる。マラソンは本来孤独なものなのに、この大会に参加すると笑顔で声援に応えたりハイタッチをしている間にゴールにたどり着いてしまう。この、独特の温かさは他の大会では感じることができない。

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そして、ゴール後に首にかけてもらえる完走メダルは、毎年この大会の寄付金で支援している子どもたちによる手作り。毎年デザインが変わり、ひとつひとつに絵が描いてあるなど、ひとつとして同じメダルはない。ランナーが楽しく走った結果、教育を受けられたり、生活支援を受けられたりする子どもたちが、感謝の気持ちを込めて手作りするメダル。それはPARACUPが15年かけて紡いできた子どもたちとの絆があってこそ、実現したものでもある。

今年の開催は、ゴールデンウイーク10連休の5月5日(日・祝)。春の陽射しが降り注ぐ多摩川の河川敷で、日本が誇るチャリティマラソン大会「PARACUP」をぜひ体感してみてほしい。エントリー締め切りは3月31日(日)。詳しくは下記公式サイトをチェックして!

PARACUP 2019 公式サイト
http://www.paracup.info/

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Kiriko Kageyama
エル・グルメ編集長/ウイメンズヘルス編集長

『エル・オンライン(現エル・デジタル)』のファッションエディターを経て、フリーランスに。女性ランナーによる企画集団「ランガール」を設立。その後女性誌立ち上げやWebメディアの立ち上げを経て2017年にウィメンズヘルス』日本版ローンチ時から編集長に。2023年夏よりエル・グルメ編集長も兼務。趣味は料理を作って友人たちに振る舞うこと。