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今回の相談者は、失恋した彼を忘れられない32歳。

「手相は変わる。運は変えられるんです」と語るのは、手相観として4,000人以上を観てきたdauaさん。彼女自身も仕事のストレスで体調を崩したときに、ランニングやヨガに出合って不調から脱出。現在も自分自身の状態をより良く保つために、ランニングやヨガは欠かないそう。そんな彼女が手相観の相談でも多いお悩みについて、アドバイス。特徴的な線もご紹介するので、参考にしてみて。

手相を観ているとさまざまな人が私の所にやって来ます。
今日もまた、一人のお客さまが扉を開けていらっしゃいました。

「ずっと好きだった彼とうまくいっていたのですが、彼から別れを告げられてました。話し合いを重ねたものの、彼にとって私は運命の人じゃないみたいで、元には戻れなさそうです。頭では分っていますが、気持ちが落ち込んだままです」

弁護士のシマさん。現在32歳。

「彼のことを忘れて次の出会いをと思いつつも、どこかで彼のことを思っている自分がいます。どうしたらいいのか分りません」

弱まった運命線が、出会いにより輝く

失恋というのは、どんな形であっても辛いもの。乗り越えるにはエネルギーが必要です。また未練があると、彼しかいないかも! と限定的な視点になりがち。そんなときには、ひと息ついて手相のサインに耳を傾けてみてもいいでしょう。

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まずは、シマさんの左手を観てみましょう
弱まっている運命線に対して、新たに注ぎ込む影響線が見られます。(①)

シマさんはどんなことにも、目標に向かって活発に進んでいくタイプ。
人を見る目も厳しく、一度信頼したら、とことん尽くすところもあるよう。
そんなシマさんのスタイルを否定されるような失恋を経験し、心はダメージを受けています。自分が間違っていたのかもしれないと自信を失っているのかもしれません。

失恋というのは、いつもどちらかが悪いという訳ではありません。
シマさんの見る目がなかったというよりも、タイミングや波長が合わなかったというパターンもあります。この先の運命線に注ぎ込む影響線があり、運命線が濃くなっているということは新たな出会いを経て、人生が充実するサイン。

元彼しかいないかもと思う気持ちを、否定する必要はないものの、もっとどっしり構えて出会いを楽しんでみて。
本来持っている、シマさんの良さを知っている周りの人、そして友人から出会う新たな人の中に運命の出会いがあるかもしれません。

Text & Illustration : daua

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手相観

海外を旅した際に出会った西洋占星術家がきっかけで手相・心理学を研究。IT,アート業界でWebディレクター、ライターとして働く傍ら、いつの間にか手相が口コミで評判となり、2012年から手相観として本格始動。個々の可能性を見いだし、良い変化をもたらすツールとして手相を捉え、手相を通じて自分自身を深く見つめる感覚を多くの人と共有することを目指している。2017年にベルリンへ拠点を移す。パーソナルカウンセリングを軸とし、手相をキーワードに、アートやデザイン、食、ヒーリングなど様々なジャンルのイベントでグローバルに活動を行っている。