Pink, Joint, Hand, Line, Finger, Thumb, pinterest

今回の相談者は、恋愛をしても、気持ちにストップがかかってしまうという29歳。

「手相は変わる。運は変えられるんです」と語るのは、手相観として4000人以上を観てきたdauaさん。彼女自身も仕事のストレスで体調を崩したときに、ランニングやヨガに出会って不調から脱出。現在も自分自身の状態をよりよく保つために、ランニングやヨガは欠かないそう。そんな彼女が、手相観の相談でも多いお悩みについて、アドバイス。特徴的な線もご紹介するので、参考にしてみて。

手相を観ていると様々な人が私のところにやってきます。
今日もまた、一人のお客さまが扉を開けていらっしゃいました。

「恋愛をしてもいつもある程度進むと、気持ちが動かなくなります。どうしてでしょうか?」

高校教師として働くミコトさん。現在29歳。

「相手のことが嫌いなわけではないですが、好きなのかもわからなくなってしまったり、そもそもこの人でいいのかと考えると、別に会う必要ないんじゃないかと思ってきてしまいます」

恋のストッパーは過去のトラウマ。臆病な自分の殻を破る一歩が鍵に。

誰かを好きになったり、付き合ったりするものの、ある程度一緒にいると気持ちが止まって離れたくなってしまうというミコトさん。

Finger, Hand, Line, Line art, Gesture, Coloring book, Thumb, Sign language, Illustration, pinterest

まずはミコトさんの左手を観てみましょう。
左手の結婚線が下降して感情線を突き抜けています(①)。また生命線の内側に現れるパートナー線が障害線で止まっているのが見られます(②)。そして頭脳線の先端に島も現れています(③) 。

ミコトさんは、どうやら過去の恋愛にトラウマがある様子。過去に大きな失恋をしたり、あ大切な相手を失ったりという経験が自分の気持ちをどんどん臆病にしてしまっているようです。

いつかいなくなるかもしれない。自分の気持ちが拒絶されるかもしれない。
そんな思いが長く一緒にいたいと思うパートナーを築くための道にストップサインを出しているかもしれません。
失うことへの大きな痛みを抱えているからこそ、そばにいる人の大切さや自分を大事にしてくれる人への感謝の気持ちを分かっているミコトさん。今の自分を覆っている失恋、失うことへの恐怖心を一歩超えて、受け入れる心を持つ努力をするだけで、視界はスッキリと晴れるはず。

一緒に生きたいと思うパートナー候補に対して、いつかくる別れを感じるのではなく、一緒にいる時の喜びや共に与え合える関係性を尊重する気持ちにフォーカスして見ましょう。
時間がかかるかもしれませんが、その殻が破れた時、そばにいる人との強い絆を感じることができるでしょう。

Text & Illustration : daua

Headshot of daua
daua
手相観

海外を旅した際に出会った西洋占星術家がきっかけで手相・心理学を研究。IT,アート業界でWebディレクター、ライターとして働く傍ら、いつの間にか手相が口コミで評判となり、2012年から手相観として本格始動。個々の可能性を見いだし、良い変化をもたらすツールとして手相を捉え、手相を通じて自分自身を深く見つめる感覚を多くの人と共有することを目指している。2017年にベルリンへ拠点を移す。パーソナルカウンセリングを軸とし、手相をキーワードに、アートやデザイン、食、ヒーリングなど様々なジャンルのイベントでグローバルに活動を行っている。