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今回の相談者は、出会いはあってもなかなか「彼女」という存在にはなれないと悩む33歳。

「手相は変わる。運は変えられるんです」と語るのは、手相観として4000人以上を観てきたdauaさん。彼女自身も仕事のストレスで体調を崩したときに、ランニングやヨガに出会って不調から脱出。現在も自分自身の状態をよりよく保つために、ランニングやヨガは欠かないそう。そんな彼女が、手相観の相談でも多いお悩みについて、アドバイス。特徴的な線もご紹介するので、参考にしてみて。

手相を観ていると様々な人が私のところにやってきます。

今日もまた、一人のお客さまが扉を開けていらっしゃいました。

「気になる人は間をあけることなくいて、それなりの展開に進むんですが、付き合うまでに至りません!どうしてですか?」

飲食店で働くミコトさん。現在33歳。はつらつとしていて、人当たりも良さそうな印象。

「いい感じだな〜と思うとこまでは進んでいる気がしても、なんとなく連絡が来なくなったり、付き合うことは考えてないって言われたり。なぜ彼氏ができないのでしょうか?」

自分を慈しむこと+愛される気質とは何か?をじっくり考える。

全く出会いがない訳ではないものの、安定的な関係までには至らない恋愛を繰り返しているミコトさん。好きな人には振り向いてもらえないと言います。

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まずはミコトさんの左手を観てみましょう。

左手の生命線に出てくるパートナー線が複数出ています。しかしどの線も生命線から離れていっています(①)

生命線に現れる出会いのサインのパートナー線。この線が離れていく場合、劇的に恋に落ちたとしても、付き合っていくうちに相手の心が離れていく恋愛を繰り返しがち。気づいたら連絡が途絶え、自然消滅の可能性も。複数現れている場合は、ミコトさん自身も熱しやすく冷めやすいタイプなのかもしれません。

ミコトさんの場合は、左手のパートナー線が離れていく傾向がみられるので、相手の気持ちが冷めていくパターンが多そう。

この場合、相手に流されてしまったり、相手に依存してしまったりと、相手に主導権を持たせて自分の価値を返って下げてしまう言動を取っている可能性が。

恋に落ちても、相手に流されたり、自分を安売りしてしまうのではなく、自分の価値を相手が魅力だと感じている、自分を慈しむ気持ちを相手からも感じられる。そう思える瞬間を増やす努力をしましょう。意中の人からどうしたら愛されるのか?を突き詰めることは、自分自身が自分の魅力をどう理解しているのか?という問いにも繋がります。

自然にしていても、自分を気に入ってくれる人もいます。しかし、自分がそういう人には惹かれないんだという場合、相手が自分の魅力にハマるようにナビゲートしなければなりません。自分の魅力を愛してくれるきっかけを掴むには、いつもとは違う流れで展開を進めていくことも必要。あくまで自分に軸を置いて、自分の魅力と相手が惹かれるものが何かを見つめ直して、コミュニケーションを測ってみましょう。

愛される気質のコツをちゃんとつかめれば、長く並行したパートナー線が現れるはず!

text & illustration : daua

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daua
手相観

海外を旅した際に出会った西洋占星術家がきっかけで手相・心理学を研究。IT,アート業界でWebディレクター、ライターとして働く傍ら、いつの間にか手相が口コミで評判となり、2012年から手相観として本格始動。個々の可能性を見いだし、良い変化をもたらすツールとして手相を捉え、手相を通じて自分自身を深く見つめる感覚を多くの人と共有することを目指している。2017年にベルリンへ拠点を移す。パーソナルカウンセリングを軸とし、手相をキーワードに、アートやデザイン、食、ヒーリングなど様々なジャンルのイベントでグローバルに活動を行っている。