今回の相談者さんは、「今会っている人との相性」に悩むフラワーコーディネーターの彼女。運命線や感情線はどうなってる？
「手相は変わる。運は変えられるんです」と語るのは、手相観として4000人以上を観てきたdauaさん。彼女自身も仕事のストレスで体調を崩したときに、ランニングやヨガに出会って不調から脱出。現在も自分自身の状態をよりよく保つために、ランニングやヨガは欠かないそう。そんな彼女が、手相観の相談でも多いお悩みについて、アドバイス。特徴的な線もご紹介するので、参考にしてみて。
手相を観ていると様々な人が私のところにやってきます。
今日もまた、一人のお客さまが扉を開けていらっしゃいました。
「何回かデートをしている人がいるんですが、私に合うのでしょうか？」
フラワーコーディネーターとして働くカノさん。現在38歳。色白で華奢な彼女。白のレースの日傘にふわりとした淡いブルーのコットンワンピース、爽やかな印象です。
「私、あんまり恋愛にマメじゃなくて...連絡も自分からあまりとるタイプではないんです。今お誘いを受けて会っている方がいるんですが、私のペースと彼のペースは噛み合っているのかいないのか。相性が合うのか知りたいです」
理想の相手は、尊敬に値する職業観と皆に慕われる人格の持ち主。
「今会っている彼は、年下なんですが、積極的な方で、頻繁に連絡をくれます。話しやすさはありますが、どちらかというと弟のような感じかもしれないです」
話を聞いていると、カノさんの中では、恋愛対象として彼が浮上してきていないようです。
手相からあなたにとって人生を歩む歩幅、スピードが近く、お互いに一緒に歩んでいける相手を探ることができます。カノさんの場合はどうでしょうか？
カノさんの左手を見ると、頭脳線が直線的で(①)、感情線の出発点が手のひらの1/4よりも下にあります。(②)。そして左手の運命線が濃くはっきりしてます。(③)
このタイプの手相の持ち主は、高い目標と理想を掲げて、一直線に突き進んでいきます。
そして、判断力にも長け、ロマンを追い求めるため、仕事においても自分なりのイメージやストーリーを大事にし、その世界に没頭します。面倒な恋をするくらいなら、一人のほうがいいと、自由な独身生活を選択し、結婚を先送りにする人も多いかもしれません。
広いフィールドに目を向けているあなたには、目先のことにとらわれないダイナミックな気質の人がお似合いです。
例えば、一つの道を極め、それを職業としていく専門職タイプ。派手なカリスマ性はなくとも、誰もが慕うような人格者。
お互いの世界があり、その世界の中で過ごす時間を尊重しあえる人がペースがあうと感じる人かもしれません。
自分に合う合わないは価値観の不一致とよく言われますが、それだけではありません。価値観が合わなくとも、解決し、一緒に成長できるのであれば、それはあなたに合う人。逆になんの波風が立たなくても心が動かないのであれば、いい組み合わせとはいえません。
手相から見えるあなたにとって、相性がいい人物像は一つのヒントになるでしょう。
カノさんにとって、今会っている彼は心が動かない人。
彼女自身が日々、自分を高める努力をする人なので、その時間の中で自然に合うタイプの方と引き合わされ結ばれていくはず。焦らずとも、時期は近いでしょう。
Text & Illustration : daua
海外を旅した際に出会った西洋占星術家がきっかけで手相・心理学を研究。IT,アート業界でWebディレクター、ライターとして働く傍ら、いつの間にか手相が口コミで評判となり、2012年から手相観として本格始動。個々の可能性を見いだし、良い変化をもたらすツールとして手相を捉え、手相を通じて自分自身を深く見つめる感覚を多くの人と共有することを目指している。2017年にベルリンへ拠点を移す。パーソナルカウンセリングを軸とし、手相をキーワードに、アートやデザイン、食、ヒーリングなど様々なジャンルのイベントでグローバルに活動を行っている。
