トイレの習慣について知っておきたい8つのこと

13 January 2018

トイレの習慣について知っておきたい8つのこと

真剣に便の話をしよう。様子や匂いがおかしい理由を知る人もいるかもしれないけれど、所要時間、頻度、トイレでの座り方について考えたことはある? 信頼のおける胃腸科専門医に、あなたのトイレ習慣に隠れた真相を聞いてみた。

1.1日1回行かなければいけないというルールはない

ニューヨーク長老教会病院ワイル・コーネル医療センターでジェイ・モナハン胃腸センター長を務めるフェリス・シュノール=スッスマン医学博士によると 「人は平均1日1~2回トイレに行くけれど、もっと頻繁に行く人だっている」。そして、排便のない日が1日、2日、そして3日続いても問題ないそう。簡単に言えば、胃に不快感があったり、トイレに間に合わないような状態に陥ったりせず、自分で大丈夫だと感じられるならきっと心配不要。

「排便に関しては、正常という概念がないのがルール。正常なのは、その人にとっての話」。1日1回だったのに突然3~4回通い出した場合、博士いわく、原因は単なる食生活 (最近食べた怪しいお肉など) であることも、伝染性の下痢のように複雑なケースの場合もある。または、食物繊維の摂取量が増えたことによるポジティブな変化かもしれない。大切なのは、常に胃がむかついたり、トイレに行く回数が多すぎて社交的な場で気まずい思いをしたりするようなら、医師に相談すること。

 

2.定期的なのはいいこと

腸の動きにタイマーをかけられるのは、消化システムが健康な証拠。でも、そこまで定期的じゃなくても心配しないで。排便に決まった時間はないけれど、専門家の調べでは朝一番にトイレに行くのが一般的。「最もヘビーな食事を夕食に取る人が多く、朝起きるまでに食べ物が消化される時間がたっぷりあるのでトイレに行きたくなる」。ベッドに横になっている間は便通が閉じるので、起きてまでトイレに行く必要性を感じないそう。でも、立ち上がると便通が開き、すべてが下に移動する。

二番目に一般的な排便のタイミングは生物学とは何ら関係なく、人間の本質的な性質によるもの。仕事から帰宅すると、多くの人がまず向かう先はトイレ。ニューヨーク大学ランゴン医療センター医学部の助教授で整骨医学博士のリサ・ガンジュによれば、これは 「単純にリラックスしてお通じが良くなるから」。

 

3.食事の後にトイレに走るのは必ずしも問題ではない

食べた夕食がそのまま出て行くように感じる理由は、消化システムが超効率的だからではない。ガンジュ博士によると、この原因はむしろ腸管が成長していないことにある。「食べた直後の排便は、赤ちゃんがもつ反射作用」。この反射作用が一生消えない人もいるわけだ 

理想的とは言えないけれど、シュノール=スッスマン博士いわく、食後にトイレが近くなるのは完全に正常で何の心配もいらないそう。“トイレに行かなきゃ” 反射の引き金が食べることにあったとしても、夕食後に出ていくのはたった今食べた物ではないので、体が栄養素を吸収する時間は十分にある。問題があるとすれば、それは便が柔らかすぎたり、水面に浮いたり、ひどく臭ったりする場合なんだとか。脂肪をうまく吸収できていないことが考えられるので、胃腸科専門医に相談しよう。

 

4.コーヒーは本当にお通じを良くする

実際にそうだと知っていても、その理由はご存知? ガンジュ博士によると、これはカフェインが腸を刺激するから。コーヒーは消化管を収縮させるので、便が直腸に向かって押されることに。「だから朝のコーヒーを飲んだら便が出るのは珍しいことではない」

 

5.生理中は排便が増える

生理になれば生理痛や張りが出るのはよくあることだけど、トイレに行く回数まで増えるなんて不条理なこと。ガンジュ博士は、これをホルモンと関連付ける。科学的に、「生理中は便がゆるいと感じる女性が多い」 のは、生理中に分泌されて子宮を収縮させるプラストグランジンンと呼ばれるホルモンが腸に侵入し、腸まで収縮させることがあるからだと言われている。腸の収縮が増えれば、腸の動きも活発になる。

 

6.あなたのテクニックも影響する

便を押し出すのに気が遠くなるほど時間がかかる場合、シュノール=スッスマン博士はあなたの座り方に問題があると指摘する。排便に最も効率的なのは、一般的な便座が作り出す直角の姿勢ではなく、地面でスクワットを行う時と同じ45度。便座が存在しなかったご先祖様の時代には、トイレと言えばスクワットだった。博士いわく、スクワットが直腸の位置を変え、最低限の努力で排便される角度に調節するという。残念なことに、現代のトイレでスクワットをするのは困難かも。

 

7.旅行中の便秘はいたって普通

家族旅行で訪れた太陽と砂浜のビーチ。リラックスした日々を楽しんでいるあなたには一つ問題が……何日もうんちが出ない。ある研究によると、40%の人が旅行中の便秘を経験するそう。でもシュノール=スッスマン博士とガンジュ博士は、実際の数字を知るのは不可能だと口を揃える。 

一体何が問題なんだろう? シュノール=スッスマン博士によると 「飛行機の機内に数時間座っているだけで結腸は完全に乾燥する」。機内の気圧は外の気圧とは違うので、体と腸から徐々に水分が吸い出される。一日中ビーチで過ごしたり観光したりして、普段と同じ量の水を飲むのを忘れてしまえば脱水症状はさらに悪化。しかも、いつもは食べないような物 (油や脂肪分の多い物) をたくさん食べているのでは? 不慣れな場所、それも恐らく時差がある中で大切な仕事に取り掛からなければならない場合、結腸がさらに萎縮することも。

 

8.好きなだけ時間をかけよう

トイレで新聞を丸ごと読んだり、キャンディクラッシュを何ステージもクリアしたりするタイプ? 好きなだけ時間をかけるのも、速攻で用を足すのもいい。シュノール=スッスマン博士いわく、5分で済むのはすごいけど、20分かかったって問題ない。ガンジュ博士も 「考える必要すらないことがほとんど。結腸は、いつ空っぽでいつ用が済んだかを知っている」 という。

とはいえ、いきみすぎてなかなか出てこない場合、特定の排便ポジションに入るため腸を巧みに操らなければならない場合、肛門に指を突っ込まなければならない場合には、胃腸科専門医に相談すべき。シュノール=スッスマン博士によれば 「排便に大きな困難が伴う人には、直腸に影響する解剖学的な異常が見られる可能性がある」 んだそう。

 

※この記事は、Kasandra Brabawによって書かれ、パートナー誌Preventionより提供されています。

 

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Kasandra Brabaw For Prevention Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images

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