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残念ながら、人生には避けられないことがある。その一つが、誰にでも “オフ” の日が必要なこと。でも、頻繁に落ち込んでばかりいると、持ちこたえるのが辛くなる。もしへこんだ気分から抜け出せないなら、これを読んで。

人生を180度変えるかもしれない、絶対確実なアドバイスをシェアしてくれたのはライアン。カナダ在住のレディット(ネット掲示板)ユーザーだ。

4年前、メンタルヘルスに悩んでいることを認めた他のレディットユーザーに対して彼が送った返信が、すべての始まりだった。

「自分なんてどうでもいい」 と、メンタルヘルスに悩むユーザーはスレッドを始めた。

「生きている間に学びたいこともやりたいことも山ほどあるけど、やらなきゃいけないことすらやる気になれない。お金もないし、自分のことを心から気にしてくれる人もいない。成績や食生活はひどいもんだし、エクササイズも上手くいかない。そのうちのどれかを憎いと感じることすらないから最悪。こんな気分になるのは嫌だけど、どうにかしようと思うほど嫌じゃない」

この告白は、明らかに多くのユーザーの心を打った。でも、最も目を引いたのはライアンの言葉。

「僕の名前はライアン、カナダに住んでいる。ずっと夢だった仕事を手に入れて、新しい街に移ったばかり。このルールに従ったから」 と書き出した彼は、こう続ける。「僕よりもずっとクールで優しく、愛情溢れる素晴らしい人たちのおかげで成功できた。ほんの少しでも人の助けになることで、彼らへの感謝の気持ちを僕なりに表しているつもりだ」

彼のアドバイスは、4つのシンプルなルールに基づいたもの。

1.できるだけ “ゼロのない日” を作る

2.3人の自分に感謝する (過去、現在、未来の自分)

3.許す

4.エクササイズして本を読む (運動すればエンドルフィンが出て、読書で脳が鍛えられる)

でも、この中で最もユーザーたちを惹きつけたのは “ゼロのない日” のコンセプト。

「僕にはもうゼロの日がない。ゼロのある日というのは、夢やゴールや欲しい物や今起きていることに対して、全く何もしない日のこと。もうゼロはいらない」 とライアンは説明する。

「突然毎日論文を書けなんて言ってない。大事なのはそこじゃない。僕が伝えたいのは、これから自分が生きていく新たな仕組みの中には、ゼロがないことを自分に誓わなければならないということ。一日中ダラダラして、気付いた時には午後11:58だったとしても一文書く。腕立て伏せを1回する。あの本を1ページ読む。1でいい。だって1はゼロじゃないから。伝わるかな?

落ち込んだ気分から全然抜け出せない時は、行動パターンというか、いつもの習慣に原因がある。渦の中にいたところで、宇宙一生産性の高い人間にはなれない。ゼロのない日が何日も何日も続いて初めて変われるんだ。これが一番大切なルール。忘れないで」

2つ目のルールに関するライアンの主張は、“3人の自分に感謝すること” が人生だというもの。

「過去の自分にこれまでの善い行いを感謝すること。未来の自分に対しては、ベストを尽くすと約束する。今日は気分が乗らないなら、一瞬立ち止まって昨日下した良い決断を思い出して。ビッグマックの代わりにサラダとツナを食べたとか。そして昨日の自分に感謝する。昨日は200字書いたから (それが全力とは言わせないけど) ゼロの日じゃなかった? だったらそれも昨日の自分に感謝」

続いて彼は、未来の自分を親友のように扱い、色んなことをしてあげるよう訴えかけた。

「目覚ましが鳴ったけど、ベッドが気持ち良すぎる? そんな時には、これは親友、つまり未来の自分のためだと今の自分を叱る。で、実際に起きて5km走りに行く (ゼロでなければ25mでもいい)。何をするにつけても、それで生活が改善したなら、計画通りやってくれてありがとうと、さっきまでの自分に必ず感謝すること。

誰か (未来の自分) のために何かして、人生の喜びを誰か (過去の自分) に感謝する。その繰り返しが、感謝の念と生産性を高めるカギ。この話を疑っちゃダメ。そのうちに、今度は君が、道の途中で助けてくれた人々への感謝の気持ちを伝える番になるはず」

これまでに1万件以上のいいねが付いたライアンのコメントは、メンタルヘルスに悩む人々に今日もインスピレーションを与え続けている。

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Lucy Bode Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images