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このところ評判の悪いグルテンに、さらに追い打ちをかける研究結果が発表されたとか。その内容をUK版「ウィメンズヘルス」からご紹介。

グルテンがもたらす影響を分析した新たな研究結果によると、疲れを感じたり思考がハッキリしないのはグルテンのせいかもしれない。

“Going Gluten Free” と名付けられたこの研究は、アバディーン大学のロウェット栄養健康研究所、英国政府とグルテンフリーベイカリーのGenius Foodsが合同で行ったもの。イギリスのグルテンフリーに関する研究では最大規模となった。

Genius Foodsが食品メーカーに関与していないことを考えれば、この企業がいかに純粋な興味からグルテンフリーのメリットを追求しているかが分かる。

この研究では、女性64名と男性31名から成る計95名の成人被験者が3週間にわたってグルテンフリーの食生活を送り、その後3週間は通常の食生活に戻るよう指示を受けた。

その結果、グルテンフリー期間の被験者の胃痙攣の回数と疲労感に減少が見られたそう。

ロウェット栄養健康研究所のアレクサンドラ・ジョンストーン博士はDaily Mail誌にこう語る。「グルテンフリーの食生活が疲労感を減らすというのは興味深い研究結果。グルテンフリー期間中は、被験者の活力レベルも上昇した」

「この期間中は、被験者がタスクに取り掛かるスピードが上がり、集中力が増し、思考が明確になり、休まなきゃと思う回数が減少した。この事実から分かるのは、セリアック病を患っていなくてもグルテンに敏感な人がいるということ」

「グルテンフリー期間中に体重が増加した被験者が一人もいなかったことも興味深い。実際、食物繊維や野菜の摂取量が増えると同時に塩分を控える形になったので、被験者の食生活は改善した」

※この記事は、UK版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Francesca Menato Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images