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いろいろある砂糖は、どう違うの?

砂糖の量を減らそうと意識して、はちみつに替えてみたり、いつものチョコレートをフルーツにしたり、と頑張りながら「これってどれだけ意味があるの?」と思ったこともあるのでは。

Q:結局、精製された白砂糖と未精製の砂糖はなにがちがうの?

A:「三温糖でも、ココナツシュガーでも身体の中では同じように働く」とは認定栄養士のジョー・トラバース。「未精製の砂糖でも、精製炭水化物であることには変わりはありません。精製炭水化物のGIが高いということは、すぐ消化されて血中に吸収され、血糖値を急激に上げてしまうということ」とトラバース氏は解説。血糖値が上がるとインシュリンが放出されて細胞内に糖質を送り、結果、脂肪として蓄えられる。

それでは、よく言われる栄養的なメリットについてはどうなのか。「微量栄養素は含まれる量が少なすぎるため、正しく判断できない」とAction on Sugarの栄養士、ジェニー・ロスボロー。

確かにメープルシロップは100gあたりカルシウム102mg含む(砂糖は1mg)けれど、一日の必要なカルシウム量をメープルシロップで摂るには、大さじ5杯も必要になってしまい、これは普通の砂糖の4倍の量にあたる。つまり、実際に使う量を考えると、どんな砂糖も大差はない。

では、どうすればいいのか。デーツ(ナツメヤシ)を使うレシピ(デーツシロップではなく、果実そのもの)を探してみて。「デーツは食物繊維が多いので、消化をゆるやかにして、糖のグリセミック負荷を下げてくれる」とトラバース氏。甘いものが欲しい時は、デーツと不飽和脂肪酸が豊富なナッツバターが、血糖値を上げるのを防いでくれるのでおすすめだそう。

デーツには便秘やむくみの解消、ニキビ予防などの効果も。これまでの砂糖代わりにぜひトライしてみてはいかが?

http://www.womenshealthmag.co.uk/nutrition/healthy-snacks/6345/natural-sugars-healthier-than-refined-sugars/

Text: Roisin Dervish-O'KaneTranslation:Noriko Yanagisawa Photo:Getty Images