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爪は最高のアクセサリーの一つ。でも、正直、爪のことはよく知らない? そんなあなたは、この短期集中講座を受けてみて!

甘皮の存在にはワケがある

甘皮を取り除くネイリストは多いけれど、ニューヨーク州立大学ダウンステイト医療センター皮膚科学臨床助教授のジェシカ・クラント医学博士によれば、実はその甘皮が爪を感染症から守るのに重要な役割を果たしているそう。甘皮を剥きすぎると保護バリアが破れ、水分と細菌が体内に侵入する。これが爪の炎症、痛み、腫れを引き起こす。伸びるにつれて、爪が変形してくることもある ( “普通” の形をしているのは、爪が健康である証拠)。

爪と髪は似たような成分でできている

髪と同様、爪も硬ケラチンが何重もの層を作ってできている。また、米国シンシナティ医科大学の皮膚科学助教授ケリス・E・スピックナル医学博士によると、体の表面は、ほぼ全体的に薄いケラチンで覆われており、手のひらとかかとをカバーするケラチン層が最も厚いそう。じゃあ、髪と爪と皮膚の違いって一体? 爪と髪の硬ケラチンには、皮膚のやわらかいケラチンよりもシステイン (アミノ酸の一種) が多く含まれる。スピックナル博士いわく、このシステインが細胞同士を強くくっ付ける。また、爪には脂肪分と水分が少なく、肌のように定期的にケラチンの外層を脱ぐことがない。

利き手の爪は早く伸びる

エコフレンドリーなマニキュアブランド『D.I.D Nail Paint』のクリエイターで、認可を受けたネイルテクニシャン兼エステティシャンのアドリエンヌ・ブランクスの話では、右利きの人が右手の爪を頻繁に切らなければいけない気がするのは、これが理由なんだとか。この背後にあるのは、使われる頻度や自然の力 (風、雨など) にさらされる頻度が高い爪は早く伸びるという理論。

暖かい気候のもとでは早く伸びる

美容ブランド『SpaRitual』創設者のシェル・ピンクによると、気温の高いエリアに住む人々の爪は早く伸びる傾向にあるという (つまり、爪を伸ばしたければ南国旅行に出ればいい!)。これは、日光が爪の素早い成長に必要なビタミンDの生成を促進するから。

ネイルサロンは爪を傷付けている

そんなことはないと信じたい気持ちは分かるけど、毎週マニキュアを塗っていれば爪は傷付く。スピックナル博士いわく、継続的な爪磨きは爪に染みを付けることも。また、アクリルマニキュアやジェルマニキュアに含まれる防腐剤と刺激の強い化学物質は爪の層を剥がすので、結果的に爪がもろくなる。爪が完全に生え変わるには6ヶ月かかるので、時々刺激の強い処置から休ませてあげるのが理想的。

爪は体の健康状態を教えてくれる

爪の状態に目を光らせることが、体の健康状態を最も簡単にチェックする方法の一つ。ネイルブランド『KBSShimmer』オーナーのクリスティ・ローズによれば、爪の形、色、厚み、爪床の色はどれも、体の異常を示していることがあるという。

食生活で爪の見た目は変わる

ローズによると、爪は1ヶ月で平均2~3ミリ伸びるので、ライフスタイルをヘルシーなものに変えれば、たった半年で爪に変化が現れる。脂肪分の少ない肉、低脂肪の乳製品、ビタミンCが豊富な食材を摂取して、健康な爪に不可欠なケラチンの生成を促進するのが彼女のおすすめ。

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Aly Walansky Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images