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いつもの行動や毎日が、エクササイズの時間に早変わり! ピンチをチャンスに変える「ながらエクササイズ」。今年のトレーニングトレンドの一つといえば、ヒップケア。単なる小尻から、適度に筋肉があるキュッと上がったヒップへと美意識がシフト中だ。そこで取り組みたいのが、電車内などでポールに寄りかかった姿勢をやめて、その代わりに行う誰でもできるエクササイズ。そのコツを、人気の健康運動指導士である池田佐和子さんがアドバイス!

ちょっと混んでいて座れない電車の車内。立って電車に乗っているとき、どんな姿勢をとることが多い? ドア近くのポールや壁に体を委ねて、寄りかかって立っていたりしない?

「疲れているときは仕方ないにしても、いつも“寄っかかり立ち”をしているのは、ちょっともったいないですね」と語るのは、女性のパーソナルトレーナーの先駆者で、健康運動指導士の池田佐和子さん。少し意識するだけで、ヒップアップできる立ち方があると池田さんは言う。

通勤時間にトレーニング。「時短できれいをかなえる」は可能だった!

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「通勤時間にスマホを見て、ただ電車に乗っている方がほとんどだと思います。もちろん、疲れていたり、ギューギューの満員電車の場合は仕方ありませんが、満員電車でもできる“ながらエクササイズ”もあります。

今の女性は、仕事もプライベートも忙しいですよね。本来は、パーソナルトレーニングなどでボディラインをメンテナンスする時間も持つのが理想的ですが、時間がとれない人もいると思います。

そんな人は生活の中で運動量を上げて、ちょっとした合間に“ながらエクササイズ”を取り入れるのがおすすめです。“ながらエクササイズ”というと、大して効かないと思う人もいるかもしれませんが、ながら=習慣になれば、これこそ最強です。

しかも、『通勤中にこのメニューをやる』とルールを決めれば、習慣にもなりやすいはずです。三日坊主で長続きしない人こそ、この“ながらエクササイズ”を続けてみることをおすすめします」

人に気づかれずに、ヒップエクササイズ!

池田さんが提案してくれたのが、立ったまま行うエクササイズ。

「壁やポールに寄りかかって立っているだけでは、あまり筋肉は使われません。せっかく立っているであれば、効率よく筋肉を働かせてみましょう。

まず、バッグは後ろ=ヒップの下で、両手で持ちます。そして、両足のかかとをつけます。背筋を伸ばし、おなかにも力を少し入れて引き締めて、お尻の左右の山を中央に寄せように力を入れて立ちます。ひと駅分ぐらい、頑張ってキープ。少し休んだら、またひと駅分という感じで、3セットぐらい行ってみましょう」
※車内は揺れや混雑などもあり、転倒や人に接触しないようにご注意ください。

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体を意識せずにだらしなく寄りかかるだけでは、筋肉へのアプローチは少ない。

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バッグを後ろ手に持ち、背筋を伸ばして立つ。想像以上にお尻の筋肉にアタックできる!

つり革を持たずにこの姿勢をキープすると、体幹にもアプローチできるので一石二鳥。動きがないため、周囲にエクササイズしていることはバレないので、電車タイムをエクササイズ時間にこっそり変えたい人にもおすすめ!

■お話を伺ったのは……
池田佐和子(いけだ・さわこ)さん
女性パーソナルトレーナーの第一人者。健康運動指導士。日本で初めてフィットネスクラブでパーソナルトレーニングを行ったことでも有名。効果的で分かりやすく、女性心をつかむプログラムには定評があり、メディア監修数は300を超えるという実績の持ち主。http://sawako-ikeda.com/



Photo:Getty Images Illustration :Kanao Enami(asterisk-agency) Text:Manabi Ito