一日の良いスタートを切ろう!
効率のいい朝の習慣を持つ彼女たちが目標を次々と達成する理由とは? そこで、医者、起業家、作家、指揮者など様々な分野で働く9人の成功者たちに話を聞いた。今を楽しんで生きるための朝のルーチンを見つけよう!
マスターTo-Doリストを作る
「今週はどんなゴールを達成したいかを考えることから朝を始めるわ。それからカレンダーを見て、タスクや締め切りをまとめた“マスター”To-Doリストを作って予定を整理するの。一日を過ごす中で、完了したタスクにチェックを入れたり、タスクを追加したりして随時調整する。その日終わらせられないタスクがあれば、次のタスクに移る。毎日はこの繰り返し」ーケイティ・ウィルコックス。モデルでボディイメージ活動家を務める傍ら、独自のモデルエージェントであるNatural Model Management,Inc.設立者兼CEOとして働く。『Healthy Is the New Skinny』著者。
動く
「私は朝が一番生産的だからクリエイティブな仕事は大抵ランチ前にやるわ。科学、問題解決や執筆についてじっくり考えるために、午前中は会議を入れないよう努めているの。職場で使っているランニングマシン型デスクのおかげで朝もエネルギーが沸くし集中できるわ」ーメリッサ・スカラ博士。癌研究への斬新的な考えや取り組みをサポートし、近年認識が高まりつつある革新的研究開発援助プログラムである、Stand Up To Cancerの一員。
音楽をかける
「朝の私をこの上なく幸せにしてくれるのは音楽。トレーニング自体が音楽とすごく波長の合うものだから、お客様のためにオリジナルのプレイリストを作るの。私にひらめきを与えてくれるのも音楽。電車の中でも音楽に合わせて踊ってニコニコしてるから人の注目を浴びてる気がするわ」ーマーリ・レリン。彼女自身のプロダンサー経験を生かしたフィットネスクラブ、Body Conceptions設立者。
心を刺激する格言を読む
「今年結婚したの。だから主人とのおしゃべりが大好きな朝の日課の一つよ。そうすることで、出張の多い私たち二人がその日を一緒に始めることが出来るの。たとえお互い違う都市にいるとしてもね。心を鼓舞する格言を読むのも大好き。一日に希望と目的を与えてくれるから」ーパヤル・カダキア。米国を中心に点在するフィットネスクラスを連携させた、ClassPass創設者。
瞑想する
「たった数分だろうといつも瞑想しているわ。このおかげでより的確に考え、より迅速な決断をしながら一日を過ごせるの。それにこれが唯一何にも私を邪魔しない、急がせない時間。瞑想の練習に当てている時間もそうだけどね。仕事の直前に瞑想することもあれば、朝起きてまだベッドにいる状態ですることもある。それがいつだろうと、やる時はやるの」ーニコール・カードザ。教師による教室でのヨガを応援する非営利事業、Yoga Foster設立者。
目覚まし無しで起きる
「朝型人間になったわ。私の集中力と創造力が最も高いのは朝。執筆もよく進み、会議でも元気よ。だいたい朝6時半か7時には起きて、夜10時半から11時にはベッドに入る時の気分が最高。神経系を回復するのに必要な7時間半の睡眠がしっかり取れるから。目覚まし無しで起きるのが私の理想。だってそれは自然な睡眠サイクルで目覚めてるってこと。誰にでも出来ることではないけどね」ーロビン・ベルズィン医学博士。会員制革新的医療サービス、Parsley Health設立者。
テクノロジーを排除する
「朝は、まだ小さい二人の息子にしっかりと目を向けてやるのが私にとってとても大事。身支度を終えたら注意を二人に向けて、学校に送り届けるまでは携帯やパソコンを見ないよう努力しているわ。毎日朝食を作り、二人が食べている間は私も夫もキッチンにいるの。日によってはこれが四人で過ごせる唯一の時間だから、携帯、パソコン、テレビは禁止よ」ーケリ・セイトウィッツ。ブティック系フィットネススタジオ、The Fhitting Room設立者。
地に足をつける
「私はとても信仰深いの。自我が最も強い朝は、起きて一日のタスクを前にどうしようもなく感じるわ。不安を最小限に抑えて自分の真のパワーを最大化するために、自己の目的と存在意義に立ち返るの。そのために祈りを捧げるわ。対話形式の祈りの中で、自分のビジネス、家族や地域を通して大きな影響を与えるために今私はここにいるということを自分に思い出させるの。今日しなければならないことは、全体像のほんの一部なんだという視点で考えるのよ。自分のプランを潔く落ち着いて実行できるようにね。このおかげで驚くほど前向きで自信に溢れた気持ちで一日を過ごせるのよ」ークラウディア・チャン。リーダーシップコンファレンスのS.H.E.SUMMITおよび教育施策のS.H.E.GLOBAL MEDIA創設者。
早起きをする
「もうずっと朝型よ。高校時代、登校前にバイオリンの練習を2時間するために毎朝5時に起きていたわ。いまだに早起きして、大抵の人が起きる前に勉強は終わらせている。毎朝エクササイズもしているわ。勉強しながら出来るようにエリプティカル・マシーンでの運動よ。自分のやっていることが大好きだから喜びの日々。起きるのが待ちきれない日もあるくらい!」ーマリン・オールソップ。指揮者であり、米国の一流オーケストラを女性で初めて指揮した。
※この記事は当初、Preventionに掲載されました。
Text:Maggie Finn Ryan for Prevention Translation:Ai Igamoto Photo:Getty Images