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スムージー向けスーパーフードにすごい新顔が登場。これはマカにも下がってもらわなきゃ。モリンガパウダーは、大多数の植物と同じく抗酸化物質をたっぷり含むだけかと思いきや、なんとタンパク質と食物繊維も供給してくれるスーパーフード。

一日を始動させ、ワークアウトから回復し、ダイエットにも役立つかもしれないというモリンガパウダーは、必要なものをすべて持ち合わせていると言える。


【INDEX】

  • モリンガパウダーとは?
  • モリンガパウダーのメリット
  • モリンガパウダーの使い方

モリンガパウダーとは?

食品科学と健康に関する専門誌に掲載された研究によると、熱帯地方に生息し、学術的にはワサビノキと呼ばれるモリンガの木から抽出されるのがモリンガパウダー。ナンバンサイカチという別名を持つこの木は、成長が速く最低限の水で生存できるので、本来の生息地であるヒマラヤ地帯から東南アジア、南アメリカ、アフリカ、カリブ海付近といった熱帯または亜熱帯地方でも栽培されるようになった。そして何世紀にもわたり、その土地の人々は葉を挽いて薬や栄養パウダーを作ってきたのだ。

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モリンガパウダーのメリット

笑っちゃうほど栄養価が高く、抗酸化物質たっぷりという2つの大きなメリットを持つモリンガパウダーは、数々の病気の予防に役に立つ。

米農務省によると、カップ1杯の新鮮なモリンガの葉で2gのタンパク質、ビタミンB6、ビタミンC、鉄分、ビタミンB2、ビタミンA、そしてマグネシウムが摂取できる。認定管理栄養士のマヌエル・ヴィラコルタいわく、ケールと比較すると、モリンガパウダーには2倍のタンパク質、4倍のカルシウム、6倍の鉄分、1.5倍の食物繊維、97倍のビタミンB2、5倍のビタミンB3が含まれているという。

これは、鉄分やカルシウムが不足しがちな女性には特にありがたい話。また、PLoS ONE誌が発表した研究結果は、モリンガのミネラル濃度は非常に高いので、そこから取れた粉末は、栄養不良が目立つ現代における微量栄養素欠乏症対策に役立つ可能性を示している。

モリンガパウダーには、抗酸化物質もぎっしり。事実、植物療法の研究誌は、ポリフェノール、フェノール酸、フラボノイドの種類が豊富で濃度も高いモリンガの葉の抽出成分には、肝臓、腎臓、心臓、肺といた組織を守り、鎮痛剤として働き、潰瘍や高血圧を防ぎ、免疫機能を強化する力があるという分析結果を報告している。

ヴィラコルタによると、モリンガパウダーで体重が減ることを示す研究結果はまだないそう。でも、栄養素がふんだんに含まれ、特にビタミンB群の濃度が高いことを考えれば、モリンガパウダーが代謝を促進することはありえるようだ。「ビタミンB群はコエンザイムとして働き、代謝の効率化を進めてくれる。代謝の効率が上がれば、より多くのカロリーが消費されるので、結果的に体重が減るかもしれない」

さらに大きなメリットがある。植物療法研究誌が過去のリサーチ結果を分析したところ、モリンガの抽出成分を摂取したことによる副作用が、これまでに一つも見つかっていないことが分かったそう。ヴィラコルタも同様の見解だ。

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モリンガパウダーの使い方

モリンガはいくつかの形状で入手することが可能。オイルを使えば、食事の栄養価をぐっと高めることができる。脂質が健康と病にもたらす影響を扱う研究誌が報じるところによれば、ナッツの香りが食欲をそそるだけでなく、モリンガオイルの安定性は抜群なので、他のオイルと一緒に食品棚で長期間保存しても抗酸化能力が衰えない。

パウダーも使いやすい。モリンガの部位の中で抗酸化活性が最も高いと言われている葉の抽出成分から作られた粉末を探そう。スムージーに混ぜるのがヴィラコルタのおすすめ。「栄養価を高めるために、週3回、スムージーに大さじ1杯のモリンガパウダーを入れている」 そう。

※ 記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がウィメンズヘルスに還元されることがあります。

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Rachael Schultz Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images