Face, Hair, Skin, Eyebrow, Beauty, Lip, Blond, Chin, Nose, Eyelash, pinterest

保湿液にちょこちょこお金を使う代わりにアボカドを。

イギリス国内だけでも600万近い人々が皮膚炎に悩んでいる。でも、乾燥肌は病気というよりむしろ毎日の習慣の副作用。Vaseline dermacareの調べによると、イギリス人口の約半分は乾燥肌だという。

その主な原因は、頻繁な入浴、刺激の強い石鹸、熱さ、寒さ、そして紫外線。もちろん、これらを出来るだけ避けたり大量の保湿液を使ったりすれば、肌のバリアを強化し水分をキープしていくことは可能。でも、自然の力を使って肌の保湿力を高めたければ、このステップを踏んでみよう。

オリーブオイルを加える

オリーブオイルは、水分の維持には欠かせない肌の天然バリアを強くする脂肪酸に溢れているだけでなく、肌の乾燥機として知られる大気汚染や紫外線といった環境要因から肌を守るのを助けるビタミンAやビタミンEも含んでいる。

肌が回復モードに入る就寝の少し前に、少量のオリーブオイルを使ってマッサージしよう。これで栄養素がしっかり吸収され、日中フライパンのような臭いを発する危険性もなくなる。

残り物のアボカドを使う

ビタミンA、グルタミン (抗酸化物質)、ビタミンC、ビタミンE、カリウム、そして銅が高濃度で含まれるアボカドには、コラーゲンの生成を促し、乾燥したカサカサ肌を防ぐのに十分な皮脂を作る力がある。アボカドがイギリスの朝食に一番人気の食材であるのも頷ける。

半分は卵に添えて朝食に、もう半分は潰してフェイスマスクとして使おう。肌の上で20分間寝かせれば、保湿力のあるビタミンが肌の深層部まで届く。拭き取りはコットンで。

ミルクに浸る

バスタブにミルクを張るのではない。肌にうっすらと伸ばしてマッサージし、10分間放置してから洗い流すだけ。

ミルクに含まれる乳酸がこびりついた角質を分解するので弱いピーリング効果が期待でき、その後使用するスキンケア商品に含まれる保湿成分が肌の表面に付着する代わりに深層部まで届くようになる。

水分豊富なフルーツと野菜を食べる

水分補給は内側から。スコットランドのアバディーン大学の研究によって、食物繊維が比較的少なく水分が豊富な果物と野菜には、ただの水の2倍の保湿力があることが判明した。

きゅうり、セロリ、トマト、ピーマンの水分含有量は90%以上。毎日の食生活に加えてみよう。

ハチミツを塗る

ハチミツは、空気中から水分を取り込み肌の深層部へ届ける天然の保湿剤。抗菌作用もあり、吹き出物のできやすい肌をキレイにしてくれる。

そのまま肌に薄く伸ばし、20分経ってから生ぬるいお湯で洗い流そう。

加湿器と寝る

湿っぽい夏を挟んだ春と秋の室内には適度な湿度が保たれる。でも、冬の空気は乾燥して室内に籠るため肌の水分が奪われる。

加湿器は空気を湿らせ、睡眠中の肌が潤いを保つのを助けてくれる。湿度が60%を超えるとカビが発生するので、30~50%に設定するのを忘れずに。

※この記事は、UK版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Natalie Lukaitis Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images