空を飛べたら……そんな夢が屋内で叶うと聞いて思わず「飛んで」行ったのは埼玉県越谷市越谷レイクタウン町にオープンしたばかりの「flystation Japan」。空を飛ぶって夢心地？筋肉なんて使わない気がするけれど……。未知の世界に飛び込んだ今回の体験取材はいかに？
「FlyStation Japan」は今年、4月16日にオープンしたばかりの新施設。「Fly Station」は、ウィンドトンネルという、直径 4.5m 高さ19.8m のチューブ（トンネル）の下から大量の風（最高風速360km）を流し、浮遊体験を可能にする屋内スカイダイビング施設。足元にはネットがあり、落ちる心配なし。地上4000mの高さからスカイダイビングをしている感覚を味わうことができる。楽しく刺激的なアトラクションという面だけではなく、屋内スカイダイビングという新しくエキサイティングなスポーツとして広めていきたいのだそう。
地球防衛軍？フライスーツに身を固めてまずは地上で基本を習得
まずはフライスーツをレンタル。かっこいいツナギにヘルメットをかぶればなんだかまるでSF映画の地球防衛軍のよう。
本番前に専用の部屋で、インストラクターが空中でバランスを取るための基本をレクチャー。腹筋に力を入れて、腕は垂直に曲げ、脚はしっかり伸ばして反らすような体制。マットの上でやるにはちょっと辛い！ インストラクターと一緒に飛ぶため、ハンドサインを覚えて準備万端。
まるで空気のベッド！ やわらかな空気の上を飛ぶ夢のような時間
いよいよフライトの時間。インストラクターに導かれるように大きなガラスの筒のフライトゾーンの中に入ると、思ったよりも風の抵抗が少なくてびっくり。
身体の力を抜くとフワッと浮いて、空中を穏やかに浮遊する感覚は生まれて初めての体験。水中に少し似ているかも？
まずは空間の中で安定して浮く練習を2分、休憩を挟んで本格的なフライトへ。インストラクターの方が手を握ったと思ったら高さ3m近くまで急上昇！かと思ったら急降下！ グルグル回りながら上昇と降下を繰り返し、あまりの興奮に絶叫！
たかが4分、されど4分。わずかな時間で全身筋肉痛に
体験のコースでは2分×2回でわずか4分。説明を聞いた時にはたった4分かと思ったけれど、飛んでみると結構長い。飛び終えると全身を使った充実感があり、翌日には腹筋や背筋が筋肉痛に。ボディーフライトのトレーニングセッションでは、今まで使ったことのない筋肉を含めあらゆる筋肉部位に効果を発揮。肩や胸の筋肉、そして、空中でバランスをとるために、全身の筋肉に働きかける。それでいて、フライト中は筋肉の無用な緊張はなく、リラックスした状態で筋肉が反応するという何とも新しいスポーツ。10分間のフライトで、ジムでの60分間のトレーニング効果に相当するとも言われているとか。
いつかやってみたかったスカイダイビングの一歩に
スカイダイビングをしたいと思っていてもなかなかハードルが高いのが実情。そんななか、屋内スカイダイビングは誰でも簡単に空中を飛ぶ体験ができ、効率的に全身の平衡感覚を鍛えることができます。一度で終わるアトラクションとは異なり、トレーニングコースに通えば、インストラクターが、持久力・筋力・柔軟性の向上など、目的に沿ったエクササイズを提供してくれる。スポーツとしてスキルアップを目指すのも夢じゃないかも？
FlyStation Japan
住所： 〒343-0828 埼玉県越谷市レイクタウン6−19−3
tel. 03-4530-6100
営業時間：9:00～22:00
https://flystation.jp/
Text & Photo : Emma Nakajima
