体重を減らすのも大変だけど、落とした体重をキープするのもなかなか大変。特に外食の予定が重なるときは、至難の業。
でも、カナダのマクギル大学の研究によると、リバウンドを防止する意外と簡単な方法があるとか。マインドフルネスがキーワードだそう。その内容をオーストラリア版『ウィメンズヘルス』からご紹介。
肥満に関する専門誌『Obesity Reviews』では、定期的な瞑想とマインドフル・イーティングが長期的な減量に与える影響に関する過去10年間に書かれた19の論文を調べてみたという。
食事療法や運動などで生活を変えたグループのほうが、マインドフルネスを実践したグループよりもはじめは減量効果が高かったそう。生活を変えた人たちは平均で体重の4.7％の減量に成功し、マインドフルネスを実践した人は3.3％しか減らなかったという。
しかし、追跡調査の結果、後者のマインドフルネスを実践したグループはその後も洋服のサイズが小さくなり、前者は結局やせた分以上に体重が増えたということがわかった。
この調査について、博士課程の研究生キンバリー・カリエーは、マインドフルネスは、体重を減らすにはそれなりに効果があり、肥満につながるような食生活を改善するのにはとても効果があると結論づけた。
この結果は、マインドフルネストレーニングが体重を減らすために補助的に使える可能性を示唆しているとカリエーは話す。今後は、マインドフルネストレーニングと食事療法や運動の組み合わせが、減量を維持するのにどのくらい効果があるのかのさらなる研究が待たれる、とカリエーは付け加える。
※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。
Text：Lucy Bode Translation：Noriko Yanagisawa Photo:Getty Images
