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調理されたご飯やお惣菜を温める時、また冷凍食品を解凍するときに活躍する電子レンジ。でもそれ以外は使わないというあなた、もったいない! 電子レンジは調理をラクにしてくれる上、料理の可能性も広げてくれる万能な調理道具。そこで、電子レンジをフル活用するための11の裏ワザをご紹介。

※電子レンジの加熱時間は900wを基準にしています。また電子レンジの機種によって多少の差があるので、お持ちの電子レンジのワット数を確認してください。記事の調理時間を参考に必要であれば調整を。また調理を始める前に必ず手順に目を通すようにお願いします。

1)3分で作るカリカリベーコン

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まずは、大きめのキッチンペーパーを敷いて、その中心に薄切りベーコンを並べていく。それからキッチンペーパーの角を折りたたんでベーコンを包む。包み終わったら、ひっくり返してお皿をのせる。それを電子レンジ(900w強)で3分加熱すれば、カリカリベーコンの完成! 電子レンジさえあれば、フライパンにこびりついた油汚れを落とす必要もないのだ。

2)カチカチのバターを一瞬で柔らかく

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クッキーを作る工程で重要なのが常温のバター。でも冷蔵庫でカチカチに冷えたバターを常温に戻すのは意外と時間がかかる。そういう時は、バターをお皿にのせて、解凍モードで30秒加熱。バターが柔らかくなったら、ボウルに移し、なめらかになるまで混ぜればOK。ふわっとしたクリーム状のバターができるはず。

3)揚げないポテトチップス

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じゃがいもの皮をむき、スライサーで薄切りに。それをボウルに移したら、オイルでコーティングを。充分にコーティングされたら、クッキングペーパーを敷いた耐熱皿にじゃがいもをなるべく重ならないように並べて、塩をふる。電子レンジ(900w強)で1分加熱すれば、カリッとした食感の黄金色チップスの出来上がり。電子レンジの機種によっては4分ほどかかる場合もあるので調整を。コンビニやスーパーに行くまでの時間で、手作りポテトチップが作れちゃう。ヘルシーなのでぜひ試してみて。

4)玉ねぎの下ごしらえも簡単

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耐熱ボウルにみじん切りもしくはスライスされた玉ねぎを入れ、スプーン1杯の水を加えてから、ボウルに耐熱皿をかぶせる。電子レンジ(900w強)で3〜4分加熱したら皿を取り外す。取り出す際は熱いので十分にご注意を。そこからあめ色玉ねぎを作るには、熱したフライパンに玉ねぎを入れ、砂糖をふって玉ねぎが飴色になるまで炒めるだけ。フライパンだと15分以上もかかってしまうあめ色玉ねぎも、電子レンジがあればこんなに楽チン!

5)ランチにポーチドエッグはいかが?

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マグカップに水(1/3カップ程度)を入れて、電子レンジ(900w強)で30秒加熱。加熱が終わったらマグカップに卵を割り入れ、耐熱皿で蓋をする。さらに電子レンジ(900w弱)で1分加熱し、卵の具合をチェック。火が通っていない場合は、様子を見ながら10秒ずつ加熱していくように。あとはスプーンですくい、お皿にのせるだけ。卵さえあれば、オフィスのキッチンでも作れるので、いつものランチにプラスしてみては。

6)マグカップで作る本格派チョコレートケーキ

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あらかじめケーキの材料を揃えておけば、あっという間に濃厚で贅沢なデザートも作れちゃう。突然の来客の際にもササッと作れるので、おもてなしにも使えそう。

<レシピ>
〇材料
ココアパウダー 大さじ2 1/2
ゴールデンシロップ 大さじ2
セルフ・レイジング・フラワー(小麦粉1カップにベーキングパウダー小さじ2を混ぜ合わせたもの) 大さじ6
キャスターシュガー(細かいグラニュー糖) 大さじ2 1/2
Mサイズの卵 1個
油 大さじ1 1/2
牛乳 大さじ1 1/2
ホワイトチョコレート(みじん切り) 40g

〇作り方
1 マグカップを2つ用意し、それぞれにココアパウダー大さじ1とゴールデンシロップ大さじ1を入れてよく混ぜる。
2 ボウルにセルフ・レイジング・フラワー、キャスターシュガー、残りのココアパウダーを入れ、ある程度混ざったら卵、油、牛乳、ホワイトチョコレートも加えて、さらに混ぜ合わせる。
3 2をそれぞれのマグカップに分け入れ、電子レンジ(800w)で1分10秒加熱。
4 マグカップのままサーブしてもいいし、お皿に盛り、クリームやアイスクリームを添えても。

7)なめらかで口どけのいいカード

IHのクッキングヒーターで作った柑橘風味のカード(凝乳)は表面がぼろぼろになりやすく、ボソッとした食感になりがち。でも電子レンジで作れば、なめらかで口どけのいいカードに。

材料

レモン汁とレモンの皮(すりおろしたもの) 2個分

キャスターシュガー(細かいグラニュー糖) 175g

コーンフラワー 大さじ1/2

バター 50g

Mサイズの卵 2個

作り方

1 耐熱ボウルにすりおろしたレモンの皮、レモン汁、キャスターシュガー、コーンフラワーを入れて混ぜる。さらにバターを足し、電子レンジ(800w)で2分加熱。バターが溶けて、表面がふつふつと泡立つまで充分に温める。

2 別のボウルに卵を割り入れ、泡だて器でよくかき混ぜる。そこに1を少しずつ加え、さらに混ぜ合わせる。

3 電子レンジ(800w)に2を入れて、2分加熱。完成したら殺菌消毒された保存瓶に流し込み、冷めるまで数分待つ。待ちきれない人は、温かいカードをトーストやクランペット、スコーンに塗ってみて!

※保存瓶に入ったカードは1週間ほど冷蔵庫で保管可。開封から3日くらい使い切るように。

8)オフィスでフレンチトーストも作れちゃう!?

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マグカップに卵、牛乳(少々)、砂糖小さじ1、バニラエッセンス小さじ1/2を入れて、フォークで混ぜ合わせる。そこにちぎったパンを何枚か入れて、軽くかき混ぜながら浸す。電子レンジ(900w中)で1〜3分加熱したら、スライスしたバナナやベリーで飾り付け。あらかじめ卵液を作っておけば、オフィスでフレンチーストを味わうこともできちゃう。

9)イギリス風プディングの時短レシピ

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甘いフレーバーと温かいスポンジが特徴的なイギリス風プディング。実際に作るとなると数時間蒸さないといけないのだそう。でも電子レンジがあれば大丈夫! 加熱する時にクッキングペーパーをかぶせるのがポイント。

<パイナップルプディングのレシピ>

〇材料
柔らかいバター 125g
ゴールデンシロップ 大さじ4
パイナップル(缶詰) 輪切り6つ
砂糖漬けしたチェリー 6個
キャスターシュガー(細かいグラニュー糖) 125g
Lサイズの卵 2個
セルフ・レイジング・フラワー(小麦粉1カップにベーキングパウダー小さじ2を混ぜ合わせたもの) 125g
レモンの皮(すりおろし) 1個分
バニラビーンズ 1本分
牛乳 大さじ5

〇作り方
1 プディング型(容量1.1リットル)にバター(分量外)を塗り、底辺部分に丸くカッティングしたクッキングペーパーを敷く。
2 キッチンペーパーでパイナップルの余分な水を除く。一つはプディング型の底辺部分、残りの5つを側面に貼り付け、真ん中にチェリーを置く。
3 大きめにカットされたクッキングペーパーを用意し、中心に4センチ幅の折り目を作る。
4 別のボウルにバターと砂糖を入れて電動泡立て器で5分ほど混ぜる。さらに卵、レモンの皮、バニラビーンズ、牛乳を入れて混ぜる。
5 4の卵液を濃し、セルフ・レイジング・フラワーを加える。スプーンで混ぜ合わせたら、プディング型にゆっくり流し込む。
6 プディング型に3のクッキングペーパーをかぶせて、紐でしっかり固定をする。
7プディング型を電子レンジ(850w)で6分加熱。串で真ん中を刺してみて、生地がついてこなかったら焼き上がり。焼きあがっていなければ、様子を見ながら1分ずつ加熱。
8 プディング型を取り出し、5分ほど常温で冷やす。粗熱が取れたらクッキングペーパーを外し、ナイフで型の内側を一周させて、取り外しやすくする。型の上にお皿をかぶせ、ひっくり返してゆっくり型を外す。好みでゴールデンシロップ、クリーム、カスタードを添えて。

10)レモン汁をたっぷり搾るコツ

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電子レンジにレモンを入れて20秒加熱。そうすることで、いつもよりも多くのレモン汁を搾ることができるって知ってた?

11)手軽でちょっぴり贅沢なメレンゲ

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難易度が高いと言われているメレンゲ。でも卵白にアイシングシュガーを混ぜて、電子レンジに入れれば、たった40秒で作れちゃうのです。イギリスの伝統的なデザート、イートン・メスやアイスクリームに添えれば、食べ応えのあるスイーツに

<レシピ>〇材料
卵白 大さじ1
粉糖 150g
ダブルクリーム(または脂肪部48%の生クリーム) 250ml
ホワイトチョコレート(すりおろしたもの) 25g
ラズベリー 50g

〇作り方
1 大きめのボウルに卵白とアイシングシュガーを入れて、木製のスプーンで軽く混ぜる。なめらかになるまで、さらに手でも混ぜ合わせる。
2 1を16等分に丸めで、クッキングペーパーを敷いた耐熱皿に間隔をあけて4つ並べる。
3 電子レンジ(800w)で40秒加熱。古い機種だと焼き上がりにもう少し時間がかかることも。4つ焼けたら、また4つ並べて加熱。それを何度か繰り返す。
4 クリームとチョコレートを泡立て器で角が立つまで混ぜ合わせる。そこにラズベリーをプラスし、マーブル模様を作る。
5 メレンゲで4をサンドすれば完成。

Photos: Getty Images Translation: Reiko Kuwabara From Good Housekeeping http://www.goodhousekeeping.co.uk/food/food-news/things-you-can-cook-in-microwave