【連載】WHメンタル塾 Vol.01努力しても周囲に評価されなくて心が折れそうなときの対処法

15 April 2018

【連載】WHメンタル塾 Vol.01努力しても周囲に評価されなくて心が折れそうなときの対処法

心と身体のヘルシーと幸福を真剣に見つめ、プロにアドバイスを伺う連載がついにスタート! Vol.1では、誰もが感じたことがある「仕事で心が折れそう」なときの心の整え方。登場するのは、PR業務で一生懸命に日々努力を重ねるFit Girl。自分ができることをすべてやり尽していても、上司や周囲の反応や評価はそれほどではなくて、気持ちも限界。さて、こんなときにはどうすればいいの!?

海原純子先生

医学博士・心療内科医・産業医 海原純子先生

昭和女子大学国際学部客員教授、日本生活習慣病予防協会理事(2017年~)、ハーバード大学客員研究員(2008~2010年)。毎日新聞日曜版『心のサプリ』連載執筆中。『今日一日がちいさな一生』(あさ出版)、 『幸福力 幸せを生み出す方法』(潮出版社)、『困難な時代の心のサプリ』(毎日新聞社)、『ツイッター幸福論』(角川書店)など著書も多数。時事通信社の時事メディカルにて「Dr.Junkoのメディカルサロン」主宰。https://medical.jiji.com/salon/

【今回のお悩み】

残業もして、企画も出しているのに上司や先輩、同僚からイマイチ評価されません。

頑張っても評価されないと心が折れてしまいます(28歳 メーカーPR

GettyImages-840590350_R

【ANSWER】

感情と事実を切り離して、書き出してみる。

自分の仕事を冷静に、“客観視する力”をつけることも必要です。

「こんなに頑張っているのに評価してもらえないなんて、おかしい!」。キャリア志向が強い女性に多い思考です。

PRの仕事をしているということは、メディアに自社の情報を少しでも出してもらおうと、いろいろ企画を出したり、営業したりと奮闘したはずです。やっとの思いで雑誌に紹介してもらったのに、上司からは「今月はこれだけか。もっとメジャーな媒体にもアプローチしないとダメだろう」と一喝。現場で懸命に動いてきたのは自分。上司はその経緯も知らずに、動きもせずに……と怒りの沸点は急上昇、もしくは、心が傷ついてヤル気がなくなってしまう……。仕事の現場では、正直よくある光景です。

このとき、多くの人は「自分はこんなにも頑張ってきたのに」という部分だけの感情で動いてしまいがちです。でも、「その頑張り」は本当に、会社が望んでいたこと、上司が望んでいたこと、さらにその仕事にとって最適なことだったか、客観的に考えてみる必要があります。

自分が一生懸命やってきたということで、感情が優先し、「事実」が見えてないということはよくあります。特に「こんなに頑張っているのに評価されない」と思いがちな人は、“自分視点”でフォーカスを当てがちで、「感情」と「事実」の整理、客観的に物事を整理するという視点があまり上手ではないという傾向があります。でも、これは仕事をしていくうえでは、とても大事なこと。


感情と事実を整理すると、「自分の立ち位置」が見えてくる

GettyImages-861624762_R

まずはご自分が評価を得られない点をきちんと、客観的に点検してみてはいかがでしょう。そこをクリアすれば評価を得られるようになるはず。さあ、感情的にならずにトライしてください。

自分の評価がイマイチと感じたら、なぜそう感じるのか、自分は何をしたのか? 上司や会社が求めているものは何かを、書き出してみるといいでしょう。感情と事実の整理をきちんとすることで、自分が今どんな立ち位置にいたのか冷静に見えてくるはずです。

「なんで頑張っているのに、そんなことまでしなくちゃいけないの」と思うかもしれません。でも、もう一度言いますが、仕事は趣味とは違います。

あなたが自分なりに頑張ったからと評価されるわけではありません。新人の頃はそれがなかなか理解できない部分もあるかと思いますが、少しずつトレーニングして、身に着けていかなくてはいけない技術でもあるのです。

答えはトレーニングによって生まれるので、簡単にこれをすれば解決するよ、というものではありません。でも、今感じる痛みは、必ずあなたの力にもなります。評価されないという思いで挫折せずに、なぜなのかを冷静に見つめ直してほしいですね。

Photo:Getty Images Text:Manabi Ito

RECOMMENDED ウィメンズヘルスのおすすめ