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瞑想すると、その比類のない経験に体と脳が喜ぶ。1日たった12分で瞑想の全メリットを享受しよう。

人気を博す超越瞑想やマインドフル瞑想など、瞑想にはいくつもの種類があるけれど、どれも気づきを高めてくれるという点では共通している。実体のない妙な言葉だと思うなら、こう考えてみて欲しい。どんな時でも、人の思考はピンポン球のように過去と未来を行ったり来たり。あの時ああすればよかった、この先どうなるんだろうという気持ちに捕らわれ、人々は現在に焦点を定めない。ニューエイジっぽく聞こえるかもしれないけれど、“今この瞬間” を見い出すことは、全体的な健康の見直しになることを示す研究結果がある。瞑想のメリットには、どんなものがあるんだろう?

瞑想はアルファとシータという脳波の活動量を増やすので、リラックス効果が期待できる。さらに、2ヶ月間毎日瞑想を行えば頭脳も鍛えられるそう!

ムード

瞑想状態に入ることで、複雑な思考や前向きな感情をコントロールする脳の部位がパッと明るくなる。瞑想の種類によっては、哀れみ、共感、恐れの中枢となる部位の筋肉が強化され、自分の感情をよりうまく制御し、周囲の人々がもっと身近に感じられるようになる。

肺と心臓

瞑想によって、睡眠と消化機能をコントロールする副交感神経系の活動が促進される (戦うか逃げるかの状況での反応とは対照的)。反射的に肺が息を深く取り込みはじめ、心臓の鼓動がゆっくりになるので、血管がリラックス。実際のところ、定期的な瞑想は血圧を下げるので、心臓疾患のリスクも低下することになる。

リラックス

副腎がストレスホルモンであるコルチゾールの生成を取りやめる。瞑想によって脳への血流量が増えるので、不安の緩和が期待できる (血流量の増加は、記憶力の向上に役立つこともある)。

自制心

うますぎる話に聞こえるかもしれないけれど、瞑想を毎日行えば血糖値が下がり (高血糖値は糖尿病に繋がる)、塩気のある食べ物への欲求を抑えることも可能。

免疫システム

瞑想によって免疫システムが強化されるのは、瞑想が免疫反応を弱らせてしまうネガティブ思考を排除するからだという説と、瞑想によって体が抗体生成を強化するからだという説がある。生物学的にどちらが正しいにせよ、瞑想を行う人々には強い感染症対抗力があることが分かっている。怪我をした時に痛みを抑制する力も優れている可能性がある。

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Laura Beil Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images