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長い間、ダイエットは 「カロリー摂取量<カロリー消費量」 という、昔ながらの方程式に頼るしかないと思われてきた。でも、女優のマーゴット・ロビーなどを顧客に持つ、セレブ専属の栄養士のダナ・ジェームズは、この考え方は時代遅れだと言う。ダナが語る、「新時代のダイエット方程式」。それは遺伝子を含む、驚きの内容だった!

ダナは、ウェルネスサイト「Mindbodygreen」に提供した記事の中で、「ダイエットは複雑。食べ物とエクササイズだけの話じゃないから」 と語っている。「ホルモンや睡眠に体内の炎症、腸内フローラ、薬の服用、ため込んだ感情、遺伝子の全てが体重を減らし、それを維持する能力に影響を与える」 と言う。

ダナは記事で話した内容をまのとめた“方程式”があると言う。

「ダイエットの方程式とは、体脂肪率の変化=食事+運動+ホルモン+睡眠+腸内フローラ+体内の炎症+飲んでいる薬+ため込んだ感情+遺伝子よ」

なんだか圧倒そう? でも、簡単に言うと心と体の双方のアプローチでダイエットしましょう、というだけのこと。

「インスリンや女性ホルモンのエストロゲン、コルチゾールや甲状腺ホルモンなど、私たちのホルモンは体の脂肪の蓄え方に大きな影響を及ぼすわ。睡眠時間は食事内容=空腹の度合いと食べる量を左右するの。

腸内微生物叢である腸内フローラのバランスが悪くても、食欲が乱されるのよ。結果、体重が減りにくくなることも。食物不耐性や水銀の摂取、抗うつ剤などの服用は慢性的な炎症を引き起こすわ。さらに、感情をため込むと体が余分な脂肪を離さなくなるの」と、ダナ。

「この方程式に気後れするのではなく、勇気を持ってほしい」 とドナは語る。「だって、こういう要素の全てを自分の力でどうにかできるんだから。遺伝子は別だと思いがちだけど、体の内外の環境……ホルモンや薬によってその発現が左右されるので、この方程式の中では最も影響力が弱いと思って」

では、どこから手を付ければいいのだろうか。

「この方程式の中で、あなたのダイエットを最も邪魔しそうな要素を特定して、改善すること」 とダナ。「ダイエットを継続するのは時として難しい。でも、体重のせいで自分の体を嫌ったり絶望したりするよりずっと良いと思うの」

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Lucy BodeTranslation: Ai Igamoto Photo: Getty Images

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。