望んでもいないファンデーションのヨレやうまく引けないアイライナー。もっとメイクに詳しければ、こんな悩みを抱えなくていいのに……。そう感じている人も多いはず。
今回お届けするのは、とても時間のかかるアイブロウや、艶やかな輝きを永遠に約束する高価な化粧品ではなく、日々の生活 (とメイク) をちょっとだけ楽にする、シンプルで簡単なコツ。
イギリスで最も評判の高い18人のメイクアップエキスパート。スキンケアブランド創設者のトリッシュ・マッケヴォイやコスメブランド創設者のニーナ・レイキンドから、メイクアップのコツを教わった。ピラティス教室から飲み会の場所へ急ぎながらもキレイにしたい。
メイクアップのコツ1
「香水を耳の後ろにつけている? それはダメ」。皮脂を分泌する腺が香水の邪魔をして香りを変えてしまうので、鎖骨の8~1cmほど下につけること。
― ロジャ・ドーヴ/香水エキスパート
メイクアップのコツ2:
「口紅の発色を強くしたいときは、黒いアイライナーと混ぜて色を濃くする。手の甲で混ぜて、はみ出さないようにブラシを使って塗ること」
―トリッシュ・マッケヴォイ/メイクアップアーティスト
メイクアップのコツ3
「コンシーラーがシワに溜まるのが嫌なら、目の下全体に塗るのは避けて。塗るのは目頭の半円部分から鼻筋にかけてだけ」
― ローレン・ハーシェソン/セレブ専属メイクアップアーティスト
メイクアップのコツ4
「保湿クリームはハイライターとしても使える。メイクの前に普段通り使って下地を塗り終えたら、少量を手で温めて頬、鼻、あごに使ってみよう」
― エイミー・コンウェイ/Bobbi Brown所属プロメイクアップアーティスト
メイクアップのコツ5
「お昼までにメイクが崩れてしまうなら、肌が乾きすぎて塗ったものをすべて吸い取っているのかも。オイルフリーの保湿クリームを使えば肌に吸収されないし、メイク崩れも防げる」
― リサ・ヴァレンシア/メイクアップアーティスト
メイクアップのコツ6
「ヌードリップには、肌のトーンよりちょっと明るめのものが一番。くすんだピンクやバラ系の色は、色素の薄い肌に暖かみを持たせる。ピーチやチョコレート系は、トーンが濃いめの肌に使うと美味しそうに見える」
― ニッキ・ウォルフ/メイクアップアーティスト
メイクアップのコツ7
「リキッドファンデーションを普段の3割増しにして、最長3分間、顔を指で軽くたたけば完璧な肌に仕上がる」
― サラ=ジェーン・フルーム/bareMinerals所属インターナショナルメイクアップアーティスト
メイクアップのコツ8
「うまく猫目にできない? 目尻の “しっぽ” を先に描き、目尻の内側から目頭にかけてドットをつけていき、最後にドットとドットを繋げればOK」
― シャーリーン・ジェラルド/Chantecaille所属インターナショナルメイクアップアーティスト
メイクアップのコツ9
「キープしたい時間の長さに応じてフレグランスを選ぶこと。フルーツや草花のような軽い香りは芳香分子が小さいので、パチョリやウッド系の重い香りよりも早く消える」
― ウィリアム・アンドリュー/Coty所属芳香科学者
メイクアップのコツ10
「メイクは顔の中心から。赤みやくまの目立つ顔の中央部分から始めて、残った化粧品を外へ外へと広げていく。顔の外側は、通常それほどカバーしなくてもいいから」
― ローラ・シェパード/Cosmetics à la Carte所属シニアメイクアップアーティスト
メイクアップのコツ11
「ナチュラルなアイブロウに仕上げるには、髪の最も暗い部分と同じ色にすること」
― リサ・ポッター=ディクソン/Benefit cosmetics所属リードメイクアップアーティスト兼アイブロウエキスパート
メイクアップのコツ12
「人によって相性の良いマスカラは異なる。小さい目やまぶたが被さった目には、すべてのまつ毛の根元まで届くように小さめのマスカラを使って」
― ニーナ・レイキンド/Eyeko創設者
メイクアップのコツ13
「不自然なラインが残らないように、口紅はリップライナーを引く前に塗って指でなじませること。肌の温度によって、ラインが滲むことなくソフトな仕上がりになる」
―― セレブ専属メイクアップアーティスト兼Collection Cosmeticsアンバサダー
メイクアップのコツ14
「顔の立体感をうまく出すには、指で頬骨の下のくぼみを見つけて、その下ではなく真上にパウダーをのせること」
― ローズ=マリー・スウィフト/RMS Beauty創設者
メイクアップのコツ15
「お風呂の後は、乾いた清潔なタオルで唇を拭いてからリップクリームを塗ると、ふっくらした柔らかい唇になる」
― サッシャ・ジャクソン/Stila UK所属リードメイクアップアーティスト
メイクアップのコツ16
「濃いベリー系のネイルが大好き? 入れ歯洗浄タブレットを1~2個入れた水に指を浸せば、地爪に黄色っぽい色が残らない。クエン酸と重炭酸ソーダが染みをやさしく落としてくれる」
― モーガン・ヘイル/Morgan Taylor Professional Nail Lacquer共同設立者
メイクアップのコツ17
「目力を出すには、アイライナーの上に同色のアイシャドウを引くこと。アイライナーには油が含まれているけど、アイシャドウのパウダーがにじむのを防いでくれる」
― モラグ・ロス/メイクアップアーティスト兼Suqquアンバサダー
メイクアップのコツ18
「ブラシは清潔に。アイメイクブラシは1ヶ月に最低2回は洗うこと。他のブラシは4週間おきに洗えばOK」
― ポール・へリントン/セレブ専属メイクアップアーティスト
※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。
Text: Ally Head Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images
2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。