低炭水化物ダイエットをしている人や、糖質や炭水化物が少ない甘いものを探している人におすすめのフルーツをご紹介。
フルーツの効用は言い切れないくらいある。主要なビタミンや、がんの予防になる抗酸化成分を含んでいて、甘いものを食べたいときにもヘルシーなチョイス。毎日フルーツや野菜を食べていれば、死亡率や、2型糖尿病、心臓病やがんのリスクも下げてくれるかも。
でも、最近の低炭水化物ダイエットや高タンパク質ダイエットの流行でフルーツの評価が下がってしまっている。これは、フルーツにはもとから糖が含まれているので、フルーツを食べると結果炭水化物の摂取量が多くなるためだと、管理栄養士で『Read It Before You Eat It』の著者、ボニー・トーブディックスは説明する。多くの人は、フルーツはどれも炭水化物が多いと思っているので、炭水化物や糖質の摂りすぎを心配してフルーツを食べなくなっているんだそう。
でも糖質をそんなに怖がるのは間違っているとトーブディックスは言う。確かに糖尿病の人や高グリセミックの人は糖質や炭水化物の摂取量に気をつけたほうがよいけれど、今までフルーツや野菜の食べすぎで太った人は見たことがないと話す。それに、フルーツに含まれている炭水化物は栄養の一部であり、白いパンに含まれる精製された炭水化物とは違う。
そうはいっても、もし気になるのなら低炭水化物のフルーツも確かにあるのでそれを選んでみて。
アプリコット
アプリコットは甘くてジューシーだけど、1個あたり炭水化物3.89gで17kcalしかない。そして、ビタミンAが豊富なので、小さいわりに優秀なフルーツ。
キウイ
太陽のめぐみのキウイは中くらいのもので炭水化物は11g。キウイ1つで一日の必要なビタミンCを摂ることができる上に、ビタミンKも一日の必要量の3%も摂れる。さらに、カリウム、リン、銅などのミネラル含まれている。
スイカ
スイカは糖質たっぷりときいたことがあるかもしれないけれど、これはある意味間違っている、とトーブディックス。カットされたスイカ1カップ分で炭水化物は11g。ビタミンA、ビタミンC、カリウムやマグネシウムも含んでいる。
イチゴ
真っ赤なイチゴは低炭水化物のフルーツを探しているあなたにおすすめのフルーツ。1カップ分で炭水化物は11gで抗酸化成分の宝庫。ビタミンCは一日の149%も摂ることができる上に、葉酸やマンガンも入っている。しかも、イチゴ自体が小さいので食べすぎることもない。
アボカド
このスーパーフードはフルーツだとは思っていないかもしれないけれど、これはフルーツで、しかも低炭水化物。100gで炭水化物はたったの8.53gと少なく、食物繊維と良質な脂質がたっぷり。炭水化物と脂質を一緒に食べると炭水化物の吸収もおさえてくれるといううれしい効果も。
※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。
Text:Christine Yu Translation:Noriko Yanagisawa Photo: Getty Images
2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。