Dish, Food, Cuisine, Ingredient, Eating, Meal, Comfort food, Brunch, Junk food, Recipe, pinterest

食べる量を減らしてカロリー不足になれば、体脂肪は減るかもしれない。でも、健康的にスリムダウンする方法は他にもある? 1日のカロリー摂取量を600キロカロリー増やして理想の体重を手に入れた一人の女性がいるらしい。彼女の名前はネッサ。彼女のストーリーをご紹介。

instagramView full post on Instagram

体脂肪を減らしたいなら、1日2,000~2,200キロカロリー分食べなさいとトレーナーに言われた。

今までの私は、朝食は抜いてばかりだったし、仕事ではストレスが多すぎて、食べることなど一日中忘れていた。夜6~7時に帰宅すると突然お腹が空いてきて、パスタ、ピザ、ハンバーガーなどの体に悪いファストフードを流し込み、デザートまで食べていた。あの頃の私は、1日に1,600キロカロリー程度しか摂っていなかったと思う。

週末は、夕食を豪勢 (肉料理+ジャガイモ+クリームソースのパスタ+自家製デザートかチョコレートバー) にしたいがために、決まってランチをスキップ。外食先でも容赦なく、前菜、メイン、デザートというフルコースを食べていた。

それが理由で、カイラ・イチネスの 「ビキニボディガイド (BBG)」 を15ヶ月続けても結果が出なかった。細くなる兆しもなければ、筋肉も付いてこない。39歳の私の体は、思ったように変わってくれない。モチベーションが日に日に下がり、運動する気になれなかった。

「もっとたくさん、それも規則的に食べれば体は変わる」。私のトレーナーはそう言って、3~4時間おきに400~500キロカロリー摂るという1日5~6食のミールプランを作ってくれた。

それからは毎日朝一でワークアウトを済ませ、会社のデスクで朝食をとった。ランチの手間を省きたかったので、1~2日前に数種類まとめて作り、同じものを3時間おきに3回食べた。飽きないようにメニューは日替わり。夜は必ず自炊。

もちろん、食べ物の質も重視したみたい。食べる量を増やしたのは確かだけれど、増やしたのは基本的に食物繊維たっぷりの野菜、脂肪分の少ないタンパク源、全粒穀物にヘルシーな脂質。

私の典型的な1日のメニューは以下の通り。

朝食  スクランブルエッグに全粒トーストと野菜

昼食 全粒穀物1食分 (全粒パスタ、キヌア、サツマイモ)、タンパク源 (グリルチキン、ターキー、ビーフ、サーモン、白身魚)、生、茹で、グリル野菜にオリーブオイルをかけるかアボカドスライスを添える

夕食  チキンかライスケーキ (お米クラッカー)、マグロ、サラダ

食べる量を増やすのがメンタル的につらいとは思わなかったけれど、お腹が少し苦しいことはあった。

夕食以外は会社のデスクで食べていたので、同僚に 「それ全部食べるってすごくない⁉」 と驚かれることも。食べてばかりだと思っていたのは私だけじゃないみたい。

この食生活を始めた最初の2週間は、お腹がパンパンだったけれど、その不快感も3週間目には治まった。

どんな体の変化が?

たった数週間で体が変わり始め、肌の調子も良くなった。お腹の張りが消えてペタンコになったし、規則正しく食べていたので活力に溢れていた。

おかげで毎朝5時に起き、ワークアウトで今まで以上に自分を追い込めるようになった。この時点でもBBGプログラムは使っていたけれど、1週間に数回はウエイトリフティングも取り入れた(個人的にBBGは有酸素運動だと思っている)

筋トレの効果は絶大だった。週を追うごとに体が引き締まり、細めの服がフィットするようになってきた。食べる量は増えたのに! 規則正しい食事とウエイトリフティングが筋肉作りの燃料となり、それが代謝にも火を付けたんだろう。

この食事プランで11週目を終えるまでに、体重が3~4キロ減り、ウエストが5センチ細くなり、お尻が1.5センチ小さくなった。

「食べれば食べるほどスタイルが良くなるね!」 と言う同僚がいたほど、目に見える成果が出ていた。

食べ物は敵と思わないで

この 「もっと食べて脂肪を減らそう」 プログラムを通して、食べ物との付き合い方が変わった。今までも食べることは好きだったけれど、食べ物を自分の健康や体の状態に影響を与えるものとして見ていなかったと思う。

前の私は、喜びを味わうために食べていたし、その結果体重は増えるものだと思っていたから。今でも食事は楽しい(80:20ルールに従っている)。でも、心身への影響を考慮して食べる物を選ぶようになった。

40歳という自分の年齢を明かすと、信じてもらえないことが多い。今ではみんなに 「もっと食べて」 とアドバイスしている。

※この記事は当初、アメリカ版ウィメンズヘルスに掲載されました。

※この記事は、UK版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Colleen de Bellefonds Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images Instagram of @nessasphere

Headshot of Nana Fukasawa
Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。