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会えない時間が愛を育てる。愛は距離を越える。遠距離恋愛を一度でも経験すれば、こんな格言はデタラメだと分かる。

だって、遠距離恋愛ほど最悪なものはないから。相手に触れられないなんて淋しいし、時差でメッセージのやりとりさえ困難。そして、最終的にはどちらかが引っ越さないと上手くいかないという現実。

だけど、メリットもある。コミュニケーション専門誌に掲載された2013年の研究によると、遠距離恋愛中のカップルは、そうでないカップルよりも感情的な繋がりが強いそう (スカイプ中の彼の顔がフリーズしてばかりの時は、これを自分に言い聞かせて)。

その理由の一つは、身体的な密接さを失う代わりに、自分をもっと分かち合おうとするのが遠距離恋愛だから。離れていると一層頑張らなければならないので、近くにいる時よりも強い関係が築けるという。

そこで今回は、遠距離恋愛を経験済みの女性に、距離に負けないためのアドバイスをもらった。早速実践して、少しでも苦しみを減らしてみよう。

1.定期的に話しつつも、お互いにスペースをあげる

「毎日話すのはいいけれど、無理はしないこと。お互いが忙しい時もあるから」 と語るのは、クロアチアに住む彼氏と離れ、中国で一年間働くマテア・G。「毎日メッセージを送り合って、週末はスカイプ」。定期的に話すのは非常に重要だけれど、電話するのが重荷になるほど絶対的なスケジュールを立てないこと。今では夫となった彼と一年間の遠距離恋愛を経験したナオミ・Fは、「自分の街で自分の生活を送ることを忘れないで」 と忠告する。

2.直接会える機会を優先する

「会える度に、それを特別なものにして」 とナオミは続ける。それが毎週でも毎月でも、カレンダーに予定が入っているだけで楽しみが増える。距離に不満が募っている時は、特に嬉しいもの。

3.些細なこともシェアする

「相手が生活の一部であることが伝わるよう、ちょっとしたことでも共有して」 とマテア。「結局人生って、些細なことの集まりでしょ」。普通ならディナーの席で話すような、小さなことの数々 (同僚がかわいい愛犬を会社に連れてきたとか、ジムのトレーナーが鬼のようだったとか、朝食に巨大なベーグルを食べたとか)。一日中、このような小さなことを必ずお互いにシェアするようにしよう。

4.期待値を設定して、見つめ直すことを恐れない

「関係が順調なのは分かっていたのに、すごく不安を感じていた」 というロビン・B。「今思えば、疑惑の種を蒔いたのは、彼じゃなくて距離そのものだった。不在というものが、取るに足らないことではなく、遠距離恋愛の重要な構成要素であることを忘れないで」。遠距離恋愛は間違いなく大変だという現実を甘く見てはいけない。でも、この困難に立ち向かう準備ができていれば楽になる。

「遠距離に終わりが見えないなら、あなたがその街にいる理由、その関係を続けている理由を見つめ直さなきゃ」 とナオミ。遠距離のせいで、あなたの幸せが大きく損なわれているのなら、自分を苦しめないこと。

5.気持ちに正直になって

遠距離恋愛において相手との親密な関係を維持するには、コミュニケーションを維持し、若干の弱さを見せる覚悟が必要。「“会いたい”、“あなたがここにいてくれたら”、“一緒にランチできたらいいのに” というように、感情を表現して」 とマテア。「自分を強く持って。大変だけど、不可能じゃないから」

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Macaela Mackenzie Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images