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必ず読んでほしいメッセージ。

ブログ「Mum on the Run」の管理人であるローラ・マッツァさんが、不安障害を持つ人のパートナーに宛てて、深く心に突き刺さるメッセージを執筆した。この投稿は男女問わず多くの共感を呼び、Facebookでは共有が12万6000件以上、いいね数が4万7000件以上、そしてさらに応援する数多くのコメントが送られた。

二児の母であるローラさんは、毎日自分自身と戦うことの難しさと、ずっと寄り添ってくれた夫への感謝を綴っている。

「病院で涙を流す彼女の手を握り、医師が『不安障害です』と告げるのを聞いたかもしれません。彼女が困っているとき、怒りを爆発させているのを見て、何故そこまで怒るのかと疑問に思ったことがあるかもしれません。遠くて不安のこもった目をしたまま、ただじっと座っているのを見たことがあるかもしれません。

もう察しているかもしれませんし、彼女が伝えてきたかもしれませんが、あなたに知ってほしいことがあります」

不安障害の症状は人それぞれであり、同じ人でもずっと同じ症状が出るわけではないので、心の病は誤解されやすいとローラさんは語る。

「あなたに対して怒っているように見えても、不安に締め付けられているからなのです。一緒にいて楽しくなさそうなのがあなたのせいに思えても、原因は彼女の不安なのです」

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この後には、大切な人の重荷になっていないかと、恐怖を抱き続けることについての文が続く。

「時々、分からなくなることがあります。あなたが、どうして一緒にいてくれるのか。不安障害だと知っても支えてくれるだろうか。側にいるのを後悔していないのか。こんな欠点がない人の方が良いと思っていないのか」

さらに、このような状況ではパートナーの支えが何にも変えがたいというのにも言及している。

「わかって欲しいのは、あなたの感じる辛さを彼女も理解していること。大切な人が傷ついているのを見て、あなたはとてつもないプレッシャーを感じているでしょう。

彼女は、それがあなたのせいではないのを理解しているのです。直してあげたい、助けてあげたいというあなたの気持ちは知っているのです。でも、あなたに彼女は直せません。彼女は壊れていないから。

しかし、助けてあげること、重荷を減らしてあげることはできます。人混みにいるときや、寝る前や、食事の最中に辛そうにしていると気付いたら、手を取って『そばにいるよ』と言ってあげてください。一緒に一息つくように、と。

彼女は、あなたにとても感謝しているんです。大好きなんです。心細い中で、あなたにこそ傷をさらけ出すことを選んだんです。あなたなら、自分の弱さを見せてもいいと信じて」

不安障害の理解を深め、認知を広めることが必要な中で、このような投稿は非常に効果的だろう。

以下がメッセージの全文。

不安障害のパートナーを持つ、男性のあなたへ

「病院で涙を流す彼女の手を握り、医師が『不安障害です』と告げるのを聞いたかもしれません。彼女が困っているとき、怒りを爆発させているのを見て、何故そこまで怒るのかと疑問に思ったことがあるかもしれません。遠くて不安のこもった目をしたまま、ただじっと座っているのを見たことがあるかもしれません。もう察しているかもしれませんし、彼女が伝えてきたかもしれませんが、あなたに知ってほしいことがあります。

不安障害の症状は人それぞれで、かつ不規則なものです。すぐ分かるものでもありません。あなたに対して怒っているように見えても、不安に締め付けられているからなのです。一緒にいて楽しくなさそうなのがあなたのせいに思えても、原因は彼女の不安なのです。

「何考えてる?」と彼女が聞いたとき、「何も」と返すあなたが理解できないのは、何も考えないでいられないからなのです。思考がぐるぐると猛スピードで渦巻いて、いつもそのせいで疲れてしまうのですから。

何も考えない日はありません。そして大抵、考える内容は“最悪の事態”です。家を出たら何が起こるか。誘拐されたり、殺されたり、高いところから落ちたり、車が言うことを聞かなくなったり。だから、あなたが好意で誘ってくれてもすぐには一緒に行けないのです。しかし、一人でするのも楽ではありませんから、留守番中や外出先では何百回もメールを送って、細かい行動や嫌だったことを伝えるのです。貴女に言っても変わらないことも分かっていますが、彼女が持つ無力感を分け合わないと、パニックで頭が爆発しそうになってしまうのです。

時々、分からなくなることがあります。あなたが、どうして一緒にいてくれるのか。不安障害だと知っても支えてくれるだろうか。側にいるのを後悔していないのか。こんな欠点がない人の方が良いと思っていないのか。

わかって欲しいのは、あなたの感じる辛さを彼女も理解していること。大切な人が傷ついているのを見て、あなたはとてつもないプレッシャーを感じているでしょう。

でも、決してあなたのことが見えていないと思わないでください。あなたのことが心配でたまらなくなることだってあるのです。

彼女は、それがあなたのせいではないのを理解しているのです。直してあげたい、助けてあげたいというあなたの気持ちは知っているのです。でも、あなたに彼女は直せません。彼女は壊れていないから。

一度組んだ予定が負担になっているようなら、日を改めてあげて、ゆっくりでいいと言ってあげてください。悪気はなくても、いっぱいいっぱいなのです。アポやパーティーに行けなかったときは、責めないであげてください。もう行きたくても行けなかった自分を責めているのです。いいよ、と許してあげて、彼女が大変な時は子供を連れ出してあげたりして、一人の時間が作れるようにしてあげてください。子供が寝付かない時の睡眠不足で彼女の症状が悪化するなら、代わりに起きていてあげてください。

どうすればいいか、彼女にさえはっきりわからない時もあります。でも、あなたが付き合ってくれれば、あなたの愛情を感じ取ることはできます。

短気になってしまうと、エスカレートしていくだけで二人とも不幸にしてしまいます。でも、あなたとの関係を不安ばかりにしたくないので、あなたが我慢してくれているのを見ると、その気持ちは一緒なんだと彼女に伝わるのです。

不安障害は、本当に心が折れそうになるものです。いつも、悲惨な心の病から、不安ばかりを囁く心の声から、自由になりたいと願っています。

毎日つらいわけではありませんし、気持ちよく過ごせた日は賞賛に値します。です。でも、つらい日にもほめてあげてください。

彼女は、あなたにとても感謝しているんです。大好きなんです。心細い中で、あなたにこそ傷をさらけ出すことを選んだんです。あなたなら、自分の弱さを見せてもいいと信じて。その心にあるありったけの愛を、先述した功罪を踏まえてあなたに捧げるでしょう! ……そして、あなたがそばにいてくれるのと同じように、どこまでもあなたを支えていくでしょう。ずっとずっと、「そばにいるよ」とだけ言って、彼女の手を取ってくれるなら。

不安障害と生きる妻、女性、そしてママより

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text:Lauren W Translation:Emi Ito Photo:Getty Images