コップ一杯のレモン水で朝のスタートを切るのが、体重を早く減らしたい多くの女性にとっての宗教的習慣のようなものになっている。そこに届いた悪い知らせ。実情をよく知る栄養士たちによると、水が魔法のように体重を減らすことはないという。事実、飲むだけでスリムダウンさせてくれる飲み物は存在しない(特にダイエット炭酸飲料ではあり得ない)。でも、ヘルシーなライフスタイルを送る中で飲めば、実際に減量の努力を加速してくれるものがある。
この3つを飲みはじめよう。
コーヒー
自然から生まれた完璧なエネルギードリンク。ある研究によると、ワークアウト前に2~3杯のコーヒーを飲むと、カフェインなしでジムに行くよりも長く激しいワークアウトができるそう。よって、より多くのカロリーが燃焼できることに。スポーツ医学と体力に関するジャーナルに掲載された研究は、コーヒーの摂取後、被験者はレッグプレスを約20%多く繰り返すことができたと発表。でも、いつもブラックで(もしくは少量のカロリーゼロのステビア抽出物を加えて)飲むことだけは覚えておこう。クリームや砂糖を入れれば、コーヒーで火をつけた長めのワークアウトの効果をあっという間に無駄にしてしまう。
水
レモンを絞る代わりに、アイスキューブをひとつかみ。冷たいものを飲むと、理想とする37度という体温を維持するために体はより多くのエネルギーを消費する。米国登録栄養士として大リーグのカンザスシティ・ロイヤルズを支え、『The Pinterest Diet』の著者でもあるミッツィ・デュランによると、700mlの冷たい水を1日にコップ3杯飲むと、体は最大100カロリーも多く燃やすそう。毎日実行すれば、1年で4.5キロも減らすことができるかも。
緑茶
緑茶は見事なまでにカロリーゼロであるだけでなく、脂肪燃焼と減量も促進してくれる。米国栄養学校誌に発表された研究では、2ヶ月にわたって1日4杯の緑茶を飲んだ被験者の体重が、ただの水を飲んでいた被験者よりも2.7キロほど多く減った。ヨーロッパ栄養学誌の2013年の分析では、日頃から緑茶を飲む人は体重が少なく、ウエストが細く、緑茶の健康への利益も得ていることが分かった(科学者は抗酸化物質のカテキンとカフェインの組み合わせが、この効果の理由ではないかと推測している)。フレッシュで、添加物なしで煎じられた熱い緑茶を飲もう。店頭で売られているものは、抗酸化物質量が少なく、過剰な糖分が含まれていることがあるので注意。規制されていない緑茶サプリも、肝臓障害の原因となることが多く、お茶から分離された危険量の化合物を含んでいるかもしれないので避けておこう。
http://www.womenshealthmag.com/weight-loss/drinks-for-weight-loss?internal_recirc=outbrain_af
この記事は当初、Caroline Praderioによって書かれ、ウィメンズヘルスのパートナーPreventionの許可のもと掲載しています。
Text: Prevention Translation: Ai Igamoto Photo : Gettyimages