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筋肉を維持するための食生活を意識している? 1日1カップの葉物野菜を食べることで、筋肉が維持できるかもしれないことが判明したそう。この研究についてオーストラリア版ウィメンズヘルスからご紹介!

米ラッシュ大学付属医療センターの研究チームによると、硝酸が豊富な野菜をふんだんに食べる人は、「筋力と身体機能が著しく高い」そう。

それを実証するために、研究チームは被験者の握力を測定する一方で、被験者が椅子から立ち上がり、3m歩いて、また座るという動作に必要な時間を計る通称“TUGテスト”を行った。

豪エディス・コーワン大学の医療健康サービス学部に所属する研究チームリーダーのマーク・シム博士は、これらの要素が将来の健康に大きな影響を与える(転倒や骨折のリスクが高くなったり、寿命が短くなったりする)可能性を指摘する。

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「体が弱ければ弱いほど、あるいは筋機能が低ければ低いほど、死亡率は高くなります」とシム博士は説明する。「私たちの研究結果は、ホウレン草、ルッコラ、レタスなどの野菜を1日1カップ食べることで、握力が最大2kg向上し、TUGテストの所要時間が1.6秒短くなる可能性を示しています」

硝酸が筋機能にどのような好影響を与えるのかは、まだ明らかにされていない。でも、シム博士は、硝酸によって血管機能と血流が改善するのではないかと考えている。

「これまでの研究によって、一酸化窒素には血管拡張作用があることが分かっています。つまり、一酸化炭素が血管を拡張すれば、筋肉への血流が増えるかもしれないということです」とシム博士は続ける。「普段から硝酸が豊富な食生活を送っていると、筋血流量が着実に増加するため、筋骨格系の健康が増進するのかもしれません」

その点を考慮に入れて、一酸化窒素の体内濃度を高める食品トップ10を見ていこう。

1. ビーツ
2. ニンニク
3. 魚と肉(脂ののった魚、牛肉、鶏肉、豚肉)
4. ダークチョコレート
5. 葉物野菜(ホウレン草、ルッコラ、ケール、キャベツ)
6. 柑橘系のフルーツ
7. ザクロ
8. ナッツとシード
9. スイカ
10. 赤ワイン

一酸化窒素の濃度を高めてくれるのは葉物野菜に限らないけれど、葉物野菜は、フィットネス女子にとってますます大切だということは確か。毎日の食事で意識してみて。

 
※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Lucy Bode Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。