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編み物好きな人にとっては当たり前の真実を、科学が明らかにしたそう。編み物はすごく体にいいみたい。その内容をオーストラリア版「ウィメンズヘルス」からご紹介。

英国版The Independent誌が報じるところによると、編み物サイトKnit for Peaceに掲載された研究論文が、編み物にはうつな気分と不安を和らげ、認知症の発症を遅らせ、慢性的な痛みを忘れさせてくれる効果があることを示しているそう。

同論文によれば、「編み物には身体的および精神的な健康へのメリットがあり、認知症の発症を遅らせ、うつ病と闘い、慢性の痛みから気を反らす力があることを示す、膨大な数の研究結果が存在している」。しかも、「編み物は、かなり年老いても続けられるアクティビティ。高齢者には非常にありがちな孤独や寂しさを乗り越えるのに役立つ社交的な活動であり、視力と体力が衰えても維持できるスキル」 だという。

この研究論文は、編み物および編み物に類似したアクティビティがメンタルヘルスにおよぼす影響を調査した、過去の研究結果の数々を分析したもの。

これには、ハーバード・メディカルスクールのMind and Body Institute (心と体の研究機関) が、編み物をすると心拍数が1分あたり平均11拍下がり、“心の平穏が高まる” ことを発見した2007年の研究結果も含まれているみたい。

また、編み物セラピストのベトサン・コークヒルが、約4千人の編み物好きを対象に実施したオンラインサーベイにおいても、半数以上の人が編み物をした後は “とても幸せ” に感じることが分かったそう。

さらに、70~89歳の1,321名を対象とした2011年の研究では、編み物やかぎ針編みといったクラフトワークに従事した人には、軽度の認知機能障害と記憶障害の発症リスクの低下が見られた。

うれしいことに、このようなメリットがあるのは編み物だけではない。料理、絵画、さらにはクロスワードパズルからも同様に、プラスの副作用が得られる可能性があるそう。

※この記事は、当初Better Homes and Gardensから翻訳されました。

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Livia Gamble Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。