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今、若い女性の間でキックボクシングが流行中。その理由とダイエット効果とは? キックボクシング業界の老舗団体“新日本キックボクシング協会”のエース、江幡ツインズに教えてもらった。

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「キックボクシングは全身運動です。中でも体をツイストする動きが多いので、下半身痩せ、腹筋を引き締めたい方におすすめです」と語ってくれたのは、さわやかな笑顔で人気のI.KING FITNESS CLUB代表で現役世界チャンピオン、江幡睦選手(右)。

脚やせ、ヒップアップ、美しいボディラインに

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「キックをするときに脚を高く上げるので、お尻にきれいな筋肉がついて、脚やせにもつながります。美しいボディラインが作れるのが、女性には喜ばれますね」と睦選手。思いっきりミットにキックをするのがストレス発散になるというのも、忙しく働く女性たちに受けている様子。

さらにキックボクシングで得られるのは、美しいボディラインだけではなく、強くて前向きな心。

「キックボクシングって、新しいことにチャレンジすることだと思うんですよね。そこでひとつずつ成功体験を積むことで、自信がつきます。学ぶことで心身ともに強くなれると思います」(塁選手)

「僕たちのジムでは、“学び”を大切にしています。日常生活の中で、新しいことに挑戦する“チャレンジ”をテーマに、学びもあり、ボディメイクもできるという体験をしてもらいます。チャレンジがどんどん成功して成功体験が積もって自分の成長に繋がる。そうすることで、私生活でも前向きになれるんじゃないかと思います」

キックボクシングを続けるコツは?

「まずは楽しむことが一番。そして目標を見つけるのもいいと思います。できないことを目標にして、できるようになっていくというステップを踏んでいくことが続けていくモチベーションになります。たとえば、最初は全然できなかった腹筋が、体力や筋肉がついてできるようになったり、小さな目標でもいいんです。回数だけでも気持ちの持ちようが変わってきます」とは塁選手のアドバイス。

睦選手は、モチベーションを維持するコツとして、自分の成長を記録していくこともおすすめしているそう。

「僕たちはレッスンのときに動画を撮って生徒さんに送っています。それを見返していくと、いつの間にかきれいに蹴れるようになっているとか、成長がわかるといいですよね」

キックボクシングで痩せるための食事のコツは?

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ダイエット目的で始める人も多いというキックボクシング。運動だけでも筋肉がついて代謝が良くなりそうだけど、食生活も気をつければさらに効果アップ。そのコツは?

「過度に炭水化物を抜いたり、ファステイングする方がいますが、体に負担をかけるようなことはしない方がベター。サラダから食べて、スープを飲んで、ご飯を食べるなど、順番を変えるのもいいですよね。とにかく自分にとってストレスがかからないように食事を調整することが大切です」(塁選手)。

「一番お伝えしたいのは、炭水化物を完全に抜くのはNGということ。スポーツをしている方が炭水化物を減らしてしまうと痩せにくくなってしまいます。筋肉がつきにくくなるので、食べなくても痩せない、スポーツしても痩せないという悪循環になります。完全に抜くのではなく、夜は少し控えめにするなど工夫をするようにしてください。食べても痩せやすい体づくりが大切です」(睦選手)。

脚が細く、お腹周りがスッキリ、痩せやすい身体になって、ストレスもスッキリ。いいことづくめのキックボクシング、試してみない手はない!



Text : Rui NakamuraPhoto : Getty images

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Kiriko Kageyama
エル・グルメ編集長/ウイメンズヘルス編集長

『エル・オンライン(現エル・デジタル)』のファッションエディターを経て、フリーランスに。女性ランナーによる企画集団「ランガール」を設立。その後女性誌立ち上げやWebメディアの立ち上げを経て2017年にウィメンズヘルス』日本版ローンチ時から編集長に。2023年夏よりエル・グルメ編集長も兼務。趣味は料理を作って友人たちに振る舞うこと。