栄養たっぷりのきちんとした朝食を作る気力がない時は誰にでもあるし、一日の野菜摂取量の目標をクリアするのも、相当気を配らないと難しいのも事実。そんな時には安定した人気のフルーツジュースを試してみて。フルーツジュースは体重を減らすための置き換えとしてではなく、卵やトーストと一緒に食べるように。こうすれば、主要栄養素をきちんと摂ることができる。
ただ、ジュースといっても冷蔵庫にあるものをなんでもミキサーに入れればいいわけではない。身体にうれしい効果がありながらお店で買うような味を求めているのなら、ハズレのない、この組み合わせで作ってみて。デトックス効果のあるものや、スランプ脱出のためのエネルギーアップや、コーヒーがわりになるようなものも。
作り方は簡単、材料を適当な大きさに切ってミキサーで混ぜるだけ。でも、野菜はオーガニックのもの、水はろ過したものがベスト。デーツなどの堅い物を入れる場合は、それ以外の野菜をまず混ぜて液状になってから入れるように。
デトックススーパーグリーン
(2人前 176kcal、糖質28g、食物繊維9g)
<材料>
- 青リンゴ 3個
- ホウレン草 250g
- パセリ 少々
- 氷 2個
- 水 250ml
パセリはビタミンが豊富でデトックス効果がたっぷり。さらに、肝臓の有害物質の排出を助けてくれる。この組み合わせは、リンゴの甘さがハーブの香りをやわらげてくれる。
セロリと海藻ジュース
(2人分 35kcal、糖質3g、食物繊維2g)
<材料>
- セロリ 1束
- キュウリ 中1本
- レモン汁 少々
- 乾燥海藻(ダルス) 小さじ1
- 水 250ml
セロリは究極の美肌食材。95%が水分なので、細胞をみずみずしく保ってくれる。さらに、ビタミンA、B、C、Kやコラーゲンの生成を助ける葉酸も含まれている。
キュウリとミントクレンザー
(2人分 186kcal、糖質14g、食物繊維12g)
<材料>
- キュウリ 2本
- リンゴ 1個
- スイスチャード ひとつかみ
- アルファルファ 200g
- 水 200ml
- チアシード 小さじ1(飾り用)
キュウリは利尿作用が高く、身体から毒素を排出するのをスピードアップしてくれる。皮に含まれる自然の油が髪の毛や爪、肌を丈夫にしてくれる。
ココチョコレート
(2人分 782kcal、糖質15g、食物繊維23g)
<材料>
- ココナッツの実の部分 1個分
- ココナッツウォーター(あるいは水) 250ml
- ローアーモンドバター 小さじ1
- ローカカオパウダー 小さじ1
- マカパウダー 小さじ1
ココナッツに含まれるラウリン酸は悪いバクテリアをやっつけてくれる、自然の抗菌成分。アトピーや真菌性の皮膚病を防ぐ、抗菌作用があるカプリル酸も豊富。
デーツとココナッツのむくみ解消ジュース
(2人分 208kcal、糖質42g 食物繊維7g)
<材料>
- バナナ 1本
- ココナッツウォーター 250ml
- デーツ(種なし) 4個
デーツに含まれる食物繊維はお腹のトラブルを解消し、消化を助けてくれる。さらに、デーツに含まれる糖分はシュガースパイクを防いでくれるので、後で甘い物を欲しくなることもない。
バニラとシナモンのごほうびジュース
(2人分 111kcal、糖質7g、食物繊維5g)
<材料>
- バニラ 1サヤ
- バナナ 1本
- アーモンドミルク 250ml
- シナモンパウダー 小さじ1
- ヘンプパウダー 小さじ1
- 氷 4個
シナモンは中国では風邪、消化不良や腹痛に効くとされてきた。また、血糖値を安定させてくれる。
ビーツとニンジンのお腹すっきりジュース
(2人分 221kcal、糖質32g、食物繊維13g)
<材料>
- ニンジン 4本
- ビーツ 1個
- リンゴ 1個
- キュウリ 小2本
- ショウガ 1片
- ミント ひとつかみ
- レモン汁 1個分
- 水 250ml
このジュースはできたてをすぐに飲んで。ミントは睡液が作られるのを促し、お腹にこれから食べ物が来るという信号を送るので消化の手助けになる。特に繊維が多いビーツとニンジンが来る場合には必要。
ビーツブースター
(2人前 237kcal、糖質30g 食物繊維16g)
<材料>
- ビーツ 1個
- キュウリ 2本
- ニンジン 8本
- 水 200ml
ビーツについている葉と、キュウリの皮は残したままブレンダ―にかけて。ビーツに含まれる硝酸塩は脳へ送る酸素の量を増やしてくれる。さらに、一日に必要なビタミンA、鉄分も摂ることができる。
Text:Natalie Lukaitis Translation:Noriko Yanagisawa Photo:Getty Images