ほぼ必ず見落とすのが2つ目のサイン。その内容をオーストラリア版「ウィメンズヘルス」からご紹介。
食べた物をエネルギーに変換するという体の働きにおいて、代謝機能は非常に重要な役割を果たす。あなたもこれまで、代謝の調子に合わせて気分まで上がったり下がったりの人生を送ってきたことだろう。
調子がいい時はそのありがたみを感じることさえ忘れてしまうのに、調子が悪いとかなり落ち込んでしまうもの。Keatly Medical Nutrition Therapyのスコット・キートリー認定管理栄養士によると、歳を取るにつれ代謝が衰えるのはいたって普通。食べていないのに体重が増え、運動量を増やさないと減らした体重を維持できないのも普通。
でも、次の症状に一つでも当てはまるものがあれば、代謝機能に異変が起きている可能性がある。このようなサインが見られたら、医師に相談を。
とても疲れている
睡眠不足や激しい運動など、疲れをもたらす要因は無数にある。でも、NY Nutrition GroupのCEOで認定管理栄養士のリサ・モスコヴィッツいわく 「頻繁に疲れているのは、代謝にが少し遅れていて、体が食べた物を素早くエネルギーに変えられていないからかもしれない」
肌や髪が突然乾燥しはじめた
キートリーによると、これは代謝が乱れたことで細胞のターンオーバーが遅れ、肌や髪の健康を維持できていないから。栄養不足を含む様々な問題の兆候かもしれないので注意が必要。
砂糖やでんぷん質のものが食べたい
モスコヴィッツによると、欲求を感じるのは大抵体がエネルギー補給を求めている時。食事も睡眠も十分取っているのにまだ強烈な欲が収まらないなら、食べた物を必要なエネルギーに変える代謝機能の効率が悪い可能性があるそう。
バランスの取れた食事をしているのに体重が増える
年齢を重ねるたびに理想的な体重を維持するのが難しくなるのは当たり前だけど、キートリーいわく、バランスやカロリー量に気を付けているのに体重が増えているなら、医師や栄養士に相談する価値はあるそう。
いつも寒い
キートリーによると、代謝は熱の発生を助けるので、代謝が遅れると特に寒いと感じることがある。ブランケットを何枚も重ねて寝る羽目になることも。
気分のむらが激しい
いつもより代謝が遅れていることが直接の原因とは限らない。でもモスコヴィッツによると、代謝の調子が悪いと非常に疲れた感じがするので、気分にむらが出ることもあるそう。
幸いなことに、いくつかの検査で何が起きているのかをチェックできる。キートリーいわく、最も簡単なのは間接的熱量測定。一日の食事内容に少し変更を加え、マスクを付けた状態で眠る。この検査を実施できるダイエットの専門機関や栄養士は多く、プロセスもかなりシンプル。かかりつけの医師や内分泌学者に甲状腺と血液の状態をチェックしてもらい、原因を特定することもできる。
代謝が乱れていると思うなら、黙っているのではなく医師に相談すること。彼らにできることがきっとある。
この記事は当初、アメリカ版ウィメンズヘルスに掲載されました。
※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。
Text:Korin Miller Translation:Ai Igamoto Photo:Getty Images