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自分の体に自信を持ち、ありのままの姿を愛するのがイスクラ・ローレンス。ダイエットは絶対パスするのが彼女の信条だとか。

Fabulous Digital誌とのインタビューの中で、モデル兼インフルエンサーの彼女は、10代の頃に自分もそれなりに経験したという食事制限の危険性について語った。

「“1ヶ月で5kg減らせ” とかなんとかいう雑誌や広告の見出しを読んでは、メープルシロップダイエットのようなセレブダイエットを試していた」

「学校の友達と一緒に、レモンと唐辛子とメープルシロップを大きなボトルに入れて飲んだこともあった。アトキンスダイエットも試したけど、十分なお金がなくて、一週間ハムばかり食べていた」 そう。

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エクササイズにも取りつかれ、「摂取した以上のカロリーを消費しようとトレッドミルを走り、ふくらはぎから太ももに腕まで、あらゆる部位のサイズをいつも測っていた」 という。

段々サイズに執着するようになり、それが彼女の健康を脅かし始めた。

「ひどいエネルギー不足で、集中力も全然続かないし、視界もぼやける」 と当時の症状を振り返る。

「流行中の極端なダイエットをして、エクササイズで体を酷使するのは、心身の健康にとても悪い」

そして16歳の時、イスクラはモデルエージェンシーから解雇される。お尻が “大き過ぎる” と判断されてしまったみたい。

「これが、体の異常と摂食障害を引き起こした。食事も栄養もろくにあげず、エクササイズばかりして体を痛めつけていたから」。

「素晴らしい両親」 のおかげで不健康な習慣を抜け出し、プラスサイズモデルに挑戦することを決めた彼女だけれど、求められる体型ではないと通告される。この拒絶が、非現実的な美の理想に叶うために生きることが、どれほど無駄なことなのかを彼女に気付かせたみたい。

「本来の自分ではない別の何かになろうとして、どれだけ時間を無駄にしてきたのかを思い知った」

「ああならなきゃ、こうならなきゃと頭の中で戦うことを一切やめた。その代わりに、自分を大切にしたいと思った。私には、もっと素敵な人生を送る資格があるから」

「時間はかかった」。生まれ変わったマインドセットで彼女は続ける。「何年もね。でも、そこから回復するまでの道のりが、これまでの人生で最も価値あるものだった」

その後、彼女は、ウェルネスサイトEveryBODY with Iskraを立ち上げる。ワークアウトにミールプラン、さらにはマインドフルネスを高めるツールを紹介するだけでなく、自尊心に問題を抱える人々が安心して不安を打ち明けることができる “セーフスペース” の提供も行っている。自分の体を前向きに捉える、ボディポジティブムーブメントの提唱者にもなった。

最後に彼女は、「エクササイズは、現実的な課題に取り組みながら、自分を強くたくましくするものであるべき」 と付け加えている。

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Lucy BodeTranslation: Ai Igamoto Photo: Instagram of @iskra

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。