Boxing, Shoulder, Arm, Boxing glove, Muscle, Abdomen, Joint, Kickboxing, Elbow, Muay thai, pinterest

気になるニキビとジムの関係って?

毎月あごにできるニキビに対処するのだけでも大変なのに、胸や背中、首や肩にできるニキビにはうんざりしているのでは。

顔にできるニキビの原因は月経サイクルや食べ物だと分かっているけれど、身体にできるニキビに関して私たちはあまりよく知らない。

美容皮膚科医のサム・バンティングによると、運動が身体のニキビの原因となる可能性があるそう。これは、運動による汗や動きが炎症をひどくさせてしまうため。

「身体にぴったりフィットするスポーツブラなど、フィットネスウェアは汗を閉じ込めてしまい、それがバクテリアや、汚れ、肌の皮脂と混ざってしまう。さらに、ウェアの摩擦も身体のニキビを悪化させてしまう」と説明する。

これで原因については分かったけれど、ニキビの発生はどうやって防げばいいのか、そしてその治療とは? 身体にニキビができたときの洗い方、食事などの気をつけるポイントをチェックしてみて。

身体のニキビも顔のニキビと同じ

顔でも胸でも肩でも、できる場所はちがっていても、ニキビは毛穴に死んだ細胞や皮脂が詰まり、バクテリアや炎症の温床となったもの。

顔も肌も同じなので、身体にできた場合も顔と同じように扱って。ただし、できた場所の皮膚の強さは考慮が必要。

簡単な対処法は薬局で買えるようなニキビクリームを塗ること。直接気になるところにつけてあげて。

「胸は背中よりも敏感なので、はじめはゆっくりと少量で試して、肌の反応を確認しながら使うように」とバンティング医師は話す。

洗う時は気をつけて

シャワーグローブを使うなどの刺激は避けて、無理して表面の皮膚を落とそうとしないで。サリチル酸などの化学物質を使えばあまり刺激をせずに肌をなめらかすることができる。

バンティング医師は2%程度のサリチル酸をすすめる。また、顔と身体の両方に使えるような洗顔フォームもおすすめ。

運動したら、家に帰るまで待つのではなく、すぐにジムでシャワーを浴びて。肌が詰まる前に急いで対処するように。

なめらかな肌を目指すのならこれを食べて

GI値の高い食べ物、例えば白いパン、ポップコーン、ライスケーキは炎症をおこしやすい。こういった食べ物はなるべく減らすようにして。

そのかわりに亜鉛の豊富なカシューナッツ、貝類、キノコ類などを食べるように。こういった食材は肌のターンオーバーを促してくれるので、毛穴の詰まりを予防してくれる。

ボディクリームには注意

「ノンコメドジェニック処方のされた保湿ローションやクリームのものを選ぶようにして。油っぽすぎるクリームなどを使っているのはデコルテのニキビの一番の要因」。

これは日焼け止めにも言えること。最近はさっぱりとしたタイプの物か出ているので、毛穴を詰まらせることなく肌を守ることができる。

避けたいボディークリームとしてあがるのがココナツオイル。残念なことにココナツオイルは食用にはよいけれど、皮膚に塗ると毛穴を詰まらせる可能性がある。でも、だからといって、食べ物に使えないわけではないので安心して。

サウナはあり? なし?

運動後に熱いサウナで汗をかくのは確かに気持ちがよいけれど、背中のニキビにはどうなの? バンティング医師はデメリットの方が多いだろうと言う。

「極端な高温は、身体のニキビを悪化させるので、サウナやスチームルームでの時間は少しにした方がよさそう。もし身体をリラックスさせたいのなら、近くのジューススタンドで一杯飲む方がおすすめ」。

スポーツウェアは清潔に

ジムバッグの中で一日前の汚れたウェアにバクテリアが繁殖している様子を想像してみて。想像すらしたくないのでは。そうならないように必ず使い終わったら毎日洗って。

ウェアを洗う時は、リストバンド、ニーパッド、靴下、そしてなによりもタオルを洗うのを忘れずに。タオルは汚れや汗にまみれているので、きちんと洗って。

もしウェアによる摩擦がニキビの一番の要因だと思うのなら、もっと通気性のいい素材のものを選んで。そうすれば汗が肌についたままならないはず。通気性をよくすることがなによりものポイント。

※この記事は、UK版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text:Zara Kenyon Translation:Noriko Yanagisawa Photo:Getty Images