Green, Drink, Vegetable juice, Hand, Highball glass, Glass, Non-alcoholic beverage, Plant, Pint glass, Cocktail, pinterest

ケールに代わる新顔の注目野菜が登場。米・疾病対策センターが「最も栄養素密度の高い野菜」と評したことで、健康志向の高い人々の間でクレソンの人気が今、沸騰中! サラダやスムージー、スープなどマルチに使えるクレソン。その栄養価や高いパフォーマンス、トレンド傾向をUK版ウィメンズヘルスとクレソンの専門家が分析!

栄養素の密度により食品を評価する「栄養素密度インデックス」でクレソンが100点中100点を獲得したのに対し、ケールのスコアは49点にとどまった。

クレソンがビタミンCやカルシウム、鉄分に葉酸といった数々の栄養素を高濃度で含むと聞けば、確かにもっと食べた方がよさそうだ。

葉物野菜を代表するケールの人気は2014年に火が付き、その後の一年で消費量が54パーセント増加。それに追随するかのようにクレソンの需要は高まり、英・ハンプシャー州の農家は生産量を20パーセントも増やす必要に迫られている。

クレソン生産会社「The Watercress Company」のマネージングディレクター、トム・アメリーは、「ピリッとした風味と柔らかい葉が人気の理由の一つ」 と見ている。「クレソンは栄養面でケールに勝るだけでなく、料理に豊かな風味も加えてくれる。ケールほどかむ必要もないしね!」

クレソンがピリッと辛いのは、葉をかんだときに活性化されるイソチオシアネートが高濃度で含まれているから。

そのため、かめばかむほどその香りは高くなる。イソチオシアネートには抗がん作用があるとされ、運動やストレス、日常生活によるダメージをケアし、免疫システムをサポートすることが分かっている。

サラダはもちろんのこと、クレソンはスープや炒め物、スムージーの具材としても人気。

「クレソンがケールに勝つか? それは様子を見ないと分からないけど、どちらが健康志向の人たちの心をつかむのか、見ごたえのある戦いになりそうだよ」と、アメリーも今後のクレソンの活躍に胸を膨らませる。
 

※この記事は、UK版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Women's Health Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images

Headshot of Nana Fukasawa
Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。