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ピーナツバターがおいしくて、毎日食べてしまう……。でも、毎日欠かさず食べるのは、さすがにまずい? ピーナツバターには、大量の脂質とカロリーが含まれていると言われる。しかし、栄養に詳しい識者によれば、ピーナツバターやナッツの恩恵は見逃せないという。どう摂ればいいのか、ピーナツバターの「真実」をアメリカ版ウィメンズヘルスよりご紹介!

想定外? それとも思った通り? 誤解されやすいピーナツバターの栄養価

パッと思い浮かぶピーナツバターの明らかなデメリットは、カロリーと脂質の含有量。ここで、大さじ2杯の無塩ピーナツバターの栄養価をチェックしてみよう。

●カロリー:191キロカロリー
●タンパク質:7グラム
●脂質:16グラム(飽和脂肪3グラム)
●糖質:7グラム
●食物繊維:2グラム
●糖類:4グラム
●ナトリウム:5ミリグラム

ピーナツバターの健康上のメリット、デメリットを検証!

ピーナツバターのカロリーはやはり高いけれど、それで落ち込む必要はない。公認管理栄養士のボニー・タウプ=ディックスによると、「脂質は何年にもわたって恐れられていたので、ナッツそのものとピーナツバターをはじめとするナッツバターには悪評がつきものだった」

でも食べ物に含まれる脂質、特にピーナツバターの脂質は悪者ではない。「脂質のおかげで食べた後の満足感が続くし、アンヘルシーな間食も防ぐことができる」 とタウプ=ディックスは話す。ピーナツに含まれるタンパク質の多さも、満腹感を得るのにひと役買ってくれる。

だけど、1日の総カロリー摂取量が大幅に増えないように、一度に食べるのは大さじ2杯までとしておこう。トーストに塗る程度なら、大さじ2杯も必要ない。

健康上のメリットに関して言えば、これまでの研究でナッツが悪玉コレステロールを下げてくれることが分かっているみたい。また、ピーナツには心臓の健康を改善する効果があると同時に、糖の吸収を遅らせて血糖値を安定させる可能性があることも証明されている。糖尿病の人にとってはありがたい話かもしれない。さらにナッツの摂取は減らした体重を長期的に維持して、空腹感と食欲をコントロールするのにも役立つ。

ちなみに、パレオダイエットとホール30ダイエットではピーナツがNGとされている。これは、ピーナツが体内の炎症を引き起こすと言われているため。でも、タウプ=ディックスは必ずしも心配する必要はないと考えており、「ピーナツバターが避けるべきものだとは思わない」 と言う。

結論。ヘルシーなピーナツバターとは?

ピーナツバターの中には砂糖、ナトリウム、添加物がたっぷり入っているものもあるので、原材料のリストと成分表を両方しっかりチェックすることが大切。タウプ=ディックスいわく、ピーナツバターはピーナツだけで作られているのが理想的。そうでなければ、原材料リストが短ければ短いほどベター。ピーナツバターを砂糖などでこれ以上高カロリー、高脂質にする必要はない。

結論として添加糖が入っていない限りは、ピーナツバターをたくさん使うことに問題はない。タウプ=ディックス自身も毎日ナッツバターを食べているそう。

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Mallory Creveling Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。