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乾燥で唇が荒れやすい季節。ドラッグストアへ行くと、豊富な種類のリップクリームがずらり! どれも大体一緒だと思ってない? フルーツ系の甘い香りは魅力的だけど、唇の状態を改善するどころか、有害な成分まで含まれているものもあるそう。

「リップクリームを選ぶ際に重要なポイントは、保湿効果がある成分と潤いにふたをしてくれる成分が両方含まれているのを確認すること!」と話すのは米国皮膚科学会の広報担当者で、マドフェス・エステティックを開業するダイアン・マドフェス医師。

唇の温度でリップバームが溶けると、保湿成分が乾燥した唇に浸透。ふたをする役目の成分が潤いを閉じ込めることで、保護層が作られるそう。「この保護層が、蒸発によって水分を失うことなく保湿効果を維持してくれる。」とマドフェス医師。この両方の成分を含むリップバームを選ぶことで効果がしっかり得られるよう。保湿成分は、シアバターや月見草オイル、ふたをする成分はミツロウなどがおすすめ。

もう1つ忘れてはならないのは、SPFが入っていること。日焼け止めに関して唇は忘れられやすい。
酸化亜鉛が使用された日焼け止めは肌の表面にとどまって、有害な紫外線をブロックしてくれる。SPF入りでないリップバームを使用中なら、リップバームを塗ったあとに、日焼け止めクリームを上から軽くタップして。

最後に、避けるべき成分をチェックしよう!

1.フレグランス(香料)

香り付きのリップバームは避けて。「香りや味をよくするためにリップバームに使用されている香料によって、多くの人がアレルギー反応を引き起こし、唇がヒリヒリ刺激する原因に。」とマドフェス医師。香料や日焼け止めに使用されているケイ皮酸やシナモン系の化合物には注意して。

2.フェノール・メントール

この2つの成分により、つけた瞬間クールで爽快感が味わえる。だけど惑わされないで。「刺激が強く、使う度に、唇が敏感になってしまう。」と忠告するのは、米国皮膚科学会会員でジョージア皮膚科・皮膚がんセンターに勤務するローレン・E・プロック医師。

3.ビタミンE

これについては皮膚科医の見解も別れているよう。ビタミンEにアレルギー反応を起こす人もいる一方で、アリゾナのメイヨー・クリニックで20年間患者を対象に行った調査では、アレルギー反応が出るケースは非常にまれだという結果に。プロック医師は、安全を第一に考え、ビタミンEは推奨していない。

※この記事は、アメリカ版ウィメンズへルスから翻訳されました。



Text : Nora Horvath Translation : Yukie Kawabata Photo: Getty Images

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。