レモンウォーターを２週間毎日飲んでみた結果

レモンは抗酸化物質が豊富なので、細胞へのダメージを防ぎ、シワなど肌の問題を招く活性酸素と闘ってくれる。そのため、多くの美容養液にはビタミンCが配合されているし、皮膚科医も抗酸化物質の多いものを食べて肌を綺麗にするように勧めている。

レモンウォーターに奇跡は期待していなかったし、まして起こったわけでもない。しかし２週目に入ると少し肌の状態がよくなっているのに気付いた。荒れていた箇所がいくつか綺麗になり、鏡を見るとくすみがなくなって明るくなったように見えた。

健康志向の友人たちは、レモンウォーターが消化を助け、お腹の膨れを小さくしてくれると言う。特に温かいものが良いそう。

専門家も、レモンに入っているクエン酸が、胃液を補充して消化を助けると言う。レモンウォーターには、体内の塩分量を調整するカリウムも意外と含まれていることも分かった（そのまま飲んでいた訳ではないけれど、コップ半分のレモン汁には125mgのカリウムが入っている。バナナ一本は211mg）。

それなら、塩分が原因の体液鬱滞（うったい）も解決してくれる？　最初はレモンウォーターが効いているのかわからなかったものの、数日経つとお腹の膨れた感じが薄れているのに気づいた。

レモンをはじめ柑橘系の果物はビタミンCが多い。研究によれば、風邪を予防し、あらゆる部位の炎症を抑えられるという抗酸化物質だ。炎症が少なくなっているかの比較は、かなりの量のレモンウォーターを長い間飲まないとできないだろうし、短期間で免疫系へどれだけ影響したかは分かりにくい。とはいえ、2週間実験していた最中には病気にならなかった。

臨床生化学・栄養学（JCBN）誌には、マウスがレモンの皮に含まれるポリフェノールを12週間摂取したところ、余計な脂肪ががつかなくなったという研究が掲載されている。私も2週間で450g体重が減ったけれど、レモンウォーターによるものなのかはわからない。

私の場合は、恐らく健康的な生活のモチベーションになったという部分が大きい。一日の始めにレモンウォーターほど身体に良いものを飲むと、運動の予定を実行したり、ヘルシーな食事をしたり、オレンジジュースやソーダなどカロリーの高い飲み物は控えたりする気構えになる。

レモンウォーターが健康効果の数々に加え、気分を明るくしてもくれる薬としても宣伝されているのには、懐疑心が刺激された。本当に落ち込んだ気分をレモンウォーターで回復できるなら、瓶に詰めて200倍の値段で売っているはず。

とはいえ、少し体重が減ったのもあり、健康を意識した計画を2週間実行できた自信からか、少しだけ心が軽くなった。消化器系はといえば、まだ謎が残っている。肝臓のデトックスができたのか、消化機能が改善されたのかの指標がない。けれど、私の体に起こった変化は良いものだったと信じたい。　

※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。