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水分補給のコツは思ったほど単純じゃないみたい。

十分な水分補給なんてシンプルに感じるでしょ? そう、もっと水を飲めばいい。それで救われる部分は確かにあるけど、知らないうちに犯している水分補給の間違いがいくつかあるんだそう。今日から気を付けて、確実な水分補給を行おう。

間違い1: ワークアウト中に水は飲んでも、ワークアウト前に飲まない

ワークアウト中には定期的に何かを飲んでいるとしても、前もって水分が補給されていないと頭痛が起こりやすいそう。ニューヨーク市に拠点を置くトレーナーでPFXフィットネスの創設者であるラリーサ・ディディオは、少なくとも約240mlの水をワークアウトの1時間半前に飲むよう勧めている。

間違い2: 1日コップの水8杯に固執している

水分補給のニーズは人によって違うけど、米国医学研究所が実際に推奨しているのは1日11.4杯の水。体が必要とする正確な水分量は、体格や体重によって異なる。フルーツや野菜からも水分は摂れる(例えばリンゴ1個でコップ1杯分の水分が摂れる)ので、水分含有量の多い食事や間食をしているなら、それほどガブガブ飲む必要はないかもしれない。でも理学修士で米国登録栄養士、『The Small Change Diet』の著者でもあるケリ・ガンズによると、一般的には、自分の体重を2で割った数が1日に必要な水分量なんだそう(単位はオンスなので、1オンスは30mlとして計算してみよう)。

間違い3: コーヒーと紅茶を避けている

カフェインのせいでコーヒーと紅茶には脱水作用があるというのが一般的に抱かれた考えだけど、ニューヨーク市の登録栄養士リサ・キャッシュマン理学修士は、それは作り話だと言う。「コーヒーや紅茶に含まれるカフェインには利尿効果があり、水分の喪失につながる一方で、そのコーヒーや紅茶自体が水分を補ってくれるのも事実」。何も飲まないより、日々のスタバ習慣のほうが良いみたい。

間違い4: 水分補給の頻度が少なすぎる

喉が渇いているなら、おそらくあなたは水を飲むべき。エクササイズ中や外が暑い時も同様。でも、このような世間一般の考えとは反対に、水分補給のタイミングは他にもあるとガンズ氏。「ジムにいる時だけじゃなくて、仕事でデスクに座っている時も水分補給は必要よ。私自身、“水を飲め”って書いたポストイットをパソコンに貼っているくらい」。一日を通して常に水分を口にすると良いそう。そうしないと腎臓結石や尿路感染症などの病気にかかりやすくなってしまうそう。

間違い5: 水分が必要なのに食べ物を欲していると勘違いしている

たまりかねた空腹感が“本当の”空腹感かどうかを知るために、食べる前にはまず水を飲もう。ガンズによると、実は水分不足なのに、体が欲しているのは食べ物だと勘違いするのは多くの人によくあることなんだそう。いつも通りの食事や間食の習慣は維持する一方で、一緒にたくさんの水を飲むことを勧めている。ナイトテーブルに水のボトルを置くのもおすすめ。「朝起きたら一番にその水を飲むの。それが朝最初に目にするものなら、水分たっぷりの一日を過ごす準備万端ね」。

http://www.womenshealthmag.com/food/hydration-tips

Text: Jenna Birch Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images