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私の名前はケリ・ピーターソン。内科のインターンなので、どうしても頻繁に風邪やインフルエンザにかかるのが問題。そんな私が免疫システムを最高の状態に保つために行っていることをご紹介。

徹底的に洗う

家庭医である私のもとには、呼吸器系ウイルスやインフルエンザを抱える人がやってくる。患者さんには、口を覆わずにくしゃみを咳をする人が多いので、細菌から身を守るために白衣を着ている (普通の衣類の上では液滴が4時間も生き延びる)。非常に感染しやすい症状の患者さんと接する時はマスクも着用。患者さんと握手をしたら、石鹸と水で徹底的に手を洗うか、すぐにアルコール入り消毒液を手に噴きかける。これで私自身と次の患者さんをウイルスから守ることができる。

消毒用ウェットタオルを常備

私には2歳の息子がいるけれど、子どもは細菌をもらいやすくあげやすい。子ども用のジムクラスに始めて連れて行ったらお腹を壊して、それが私と主人、さらには私の母とベビーシッターにもうつった。一緒に暮らす家族の誰かが体調を崩したら、窓を開け、ドアノブ、水道の蛇口、テレビのリモコン、照明スイッチなど、病気の身内が触るすべての物を消毒用ウェットタオルで毎日拭いて、細菌の蔓延を防ぐこと。

インフルエンザの予防接種の効果を信じている

ワクチンによってインフルエンザのリスクは最大60%低下するので、私は毎年予防接種を受けている。受けたくないという人をいじめることはないけれど、メリットだけは知っておくべき。子どもはインフルエンザにかかる危険性は高いので、子どもがいる人には少し強めに薦めているのは事実。

インフルエンザ (または風邪) にかかったら、私はこう対処している:

喉の痛みは本格化する前にやっつける

喉の痛みには亜鉛が有効だとする実験結果があるので、2~4時間おきにコールドイーズ (海外版トローチ) を舐める (1日6個まで)。臨床研究によって効果が裏付けられているのはコールドイーズだけ。喉が痛み出してから24時間以内に服用すれば、苦しむ時間が約半分になる (24時間以上経過すると、喉がウイルスに乗っ取られる)

生理食塩水での鼻洗浄を欠かさない

ご存知の通り、鼻腔が詰まると痰をごっそり出る。ああ、気持ち悪い。この不快な物質を取り除くため、私は1日1回、風邪をひいたら1日2回、生理食塩水で鼻腔を洗浄している。薬局で売っている鼻腔洗浄液用の粉末を温かい蒸留水か滅菌水と混ぜてもいい (冷たい水は咽頭反射を引き起こす可能性がある)。

必要な時は休む

患者さんには病気が治るまでは家にいるよう指示するものの、私自身は病欠したことが一度もない。医者は休むのが大変! 体調が悪い時は、早く帰れるよう診察数を減らし、もっと人に任せる。あなたもどうしても出勤が必要なら、できるだけたくさんの業務を同僚に託して。

適切なものを食べる

抗酸化作用が高く、バクテリアと戦う白血球の生成を促進するベリー類をたっぷり食べて、抗酸化物質をふんだんに含む緑茶を毎日1杯飲んでいる。それでも風邪をひいたらチキンスープ。チキンスープが免疫力を強化することは科学的に実証されており、風邪に効くというのは愚かな迷信なんかじゃない。

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Keri Peterson, MD, Tracy Middleton  Translation: Ai Igamoto Photo:Getty Images