行動認知療法を受けると、かなり早い段階で、思考パターンに関する日記をつけるよう指示がある。毎日の出来事を頭の中で整理し、思考パターンを認識する上で日記は非常に有効な手段。書くことで、今現在の自分の思考が手に取るように分かってくるし、その中身が精神的に重いというより興味深いものに思えてくる。
文章を書くと左脳が働く。論理的かつ分析的な左脳は、考えを言葉にするのを得意とする。日記を書くという行為は左脳だけを忙しく使うので、その間の右脳には、言葉以外の手掛かりを直感で捉え、自分の気持ちに注意を払う余裕が生まれる。このように左右の脳が協力しながら得意分野に専念すると、自分の思考と感情がよく理解できるようになる。
何かを思いついても書き留めない限り、働くのは右脳だけ。でも、その考えを紙に書けば左脳も働く。このように脳全体を働かせると、潜在意識が刺激されるので物の見方が変わり、今後取るべきステップにも自信が持てるようになる。
5.打ち明ける
他の人とのつながりは、感情面での幸福に欠かせない。いろいろなことを周囲の人と話し合えば、気持ちの面でバランスが取れるし、新たな視点も開かれる。感情を落ち着かせるには、自分の考えに固執せず、他の選択肢を検討してみるのもいい。
これらのエクササイズをマスターすれば、考えすぎることもなくなるはず!
※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。