普段からタンパク質を豊富に摂取していれば、引き締まった筋肉をつけるのも維持するのも楽になる。筋肉は脂肪よりもカロリーを消費する。食事のたびに30グラムのタンパク質(低脂肪のカッテージチーズ250グラムまたは鶏むね肉100グラム)を摂取して。
食後には緑茶を。『Fire Up Your Metabolism』の共著者で代謝に詳しいタミー・ラカトスによると、「緑茶は代謝促進剤に最も近い飲み物」。ある研究では、12週間にわたって1日3~5杯の緑茶を飲んだ人々の体重が平均4.6パーセント減った。
1日2~3杯の緑茶を飲むと、カロリーが1日50キロカロリー余分に燃えることを明らかにした研究もある。食後2時間以内に飲めば、脂肪の分解が3分の1増加するそう。
代謝と年齢の関係
代謝率は10年ごとに約5パーセント低下する。
主な要因はホルモンにあるけれど、カロリーの消費を促すはずの筋肉量が、運動量の低下によって減るのも原因。
『The Real You Diet』の著者、マデリン・フェーンストレムによると、25歳のときに比べて、35歳ではカロリーの消費量が1日75キロカロリー少なく、65歳では1日500キロカロリーも少ない。前述のアドバイスに従えば、加齢による体の変化と戦うことは可能だけれど、放っておけば、以下の事態に襲われる。
● 20代:筋肉と骨の量が最も多く、代謝も活発。
● 30代:食べ物をエネルギーに変えるミトコンドリアの能力が衰え始めるため、筋肉によって燃やされるエネルギーの量が減る。
● 40代:エストロゲン量の急速な減少に伴い、筋肉によって燃やされるエネルギー量が減り続けるため、代謝がさらに遅れ、お腹周りに脂肪がつく。
スリムな体を維持したいなら、代謝を上げる習慣を心がけよう。
※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。