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フルーツや野菜、全粒穀物を食べた方がいい理由がもう一つ! 専門誌「Stroke」によると、繊維質をたくさん食べている人は、脳卒中のリスクが低いそう。その内容をアメリカ版「ウィメンズヘルス」よりご紹介。

1990年から2012年に発表された8つの論文を調査した結果、毎日の食物繊維の摂取量を7g増やすことで、初回の脳卒中のリスクを7%減らすことができたという。これは、脳卒中の原因となる高血圧、高コレステロールや肥満などと関連しているからではないか、と研究者のビクトリア・バーリー博士。

バーリー氏はイギリス、リーズ大学のSchool of Food Science and Nutritionで講師を務めている。バーリー氏によると、高血圧やコレステロールに食物繊維は効果があるという。さらに、たくさん食べることで満腹感を感じやすく、結果的に摂取するカロリーが少なくなる、とバーリー氏。

ただし、これは食物繊維が多い栄養バーを食事に取り入れて数週間過ごすだけで、脳卒中のリスクが下がるというわけでも、過去に脳卒中を起こした人がもう二度と脳卒中で倒れないというわけでもない。この研究では、長期にわたって食生活をモニターして、脳卒中の初回発生リスクのみについて調査したものなので注意は必要。

そして、研究者もこの結果は食物繊維だけによる効果なのか、食物繊維の多い食材に含まれている別のもののおかげなのか100%解明しているわけではないそう。ただどちらにせよ、食物繊維を増やすのなら、コンビニで売られている食物繊維を添加した栄養バーのような加工品ではなく、自然のものから食物繊維を摂る方がよい、とバーリー氏はアドバイスする。

バーリー氏によると、食物繊維の多い野菜、フルーツ、全粒穀物、玄米などを食べることはむずかしくないはずなのに、アメリカ人のほとんどは1日の推奨量の25gの半分くらいしか繊維質を摂れていないそう。では食物繊維25gとはどのくらいなのか?

一日でフルーツ3回分、野菜4回分を食べて、全粒穀物、豆類を3回から6回分食べればよいはず、とUCLAで栄養学を教えるスーザン・ボワーマン。

では実際に毎日25gを摂取するのはどのくらい食べればよいのか、3日分の食事プランを参考にしてみて。実は思っているよりも簡単においしく達成できる!

1日目:

朝:オートミール

昼:黒豆のバーガー

間食:アーモンド

夜:クルミ、モッツアレラチーズとホウレン草の全粒粉パスタ

2日目:

朝:トルティーヤのメキシコ風目玉焼き乗せ(ウエボス・ランチェロス)

昼:グリルパンツァネッラサラダ

間食:リンゴとピーナツバター

夜:チキンとホウレン草のピザ

3日目:

朝:グリルバナナサンドイッチ

昼:トムボーイサンドイッチ

間食:バナナ

夜:スタッフド・アーティチョーク

http://www.womenshealthmag.com/food/how-to-sneak-more-fiber-into-your-diet

Text:Casey Gueren  Translation:Noriko Yanagisawa Photo:Getty Images