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夜の遅い時間になにかを食べるのが習慣になっていない? 栄養士のローラ・ティルトが、遅い時間に食べるといけない理由を調べてみた。その内容をアメリカ版「ウィメンズヘルス」からご紹介。

夜にお腹がすいて何か食べてしまうという人も多いのでは。残念なことに新しいペンシルバニア大学の研究の結果をみると、夜遅く食べるのはなるべく少なくした方がよさそう。研究では、食事の時間が代謝にどれだけ影響するかを長期間にわたって調べたという。

まず、健康的な成人に対して8週間、一日の3回の食事と2回の間食を朝の8時から夜の7時までに食べるようにと指示をした。その後さらに8週間は同じものを12時から夜の11時までに食べるように指示。この2つの期間で変えたのは食事の時間だけ。それ以外の食べ物のメニュー、カロリー、運動、寝る時間まで全て同じだった。

では、これでなにが起きたか。なんと遅い時間に食べると体重が増えただけでなく、コレステロール値や心臓疾患のリスクを示すトリグリセリド、糖尿病の値となる、ファスティンググルコースの値、などの値も悪化したそう。これは決して好ましくないこと。

この研究では、早い時間に食べた場合は、空腹ホルモンのグレリンは早く分泌され、満足ホルモンのレプチンAAAAのピークは早い時間に迎えたとか。

この実験でも遅い時間に食べることによる変化は科学的にも証明されているが、この違いはなにによってもたらされているのかはまだよく分かっていない。研究チームはいくつかの仮説を立てた。食べる時間が遅い場合だと、被験者のカロリーの燃え方が変わったとのではないかというのが一説。具体的には脂肪があまり燃えず、炭水化物が燃えたと推測されている。さらに、遅く食べることでお腹が空にならない状態で寝ることになり、睡眠の質が悪くなり、それが体重増加につながったのではないかと考えているそう。

しかし現実では、早い時間に食事をすることをみんなができるわけではない。もしできない場合はせめて一日のうちの一番重い食事は昼にずらした方がよさそう。別の研究でも、一番重い食事を昼にした人は、3時以降の食事にした人よりも体重の減りが多かったそう。

もちろん、たまになら夜遅く食べたり、家に帰る途中にたまらずハンバーガーを食べたりしても頑張って運動した分を完全に無駄にするわけではない。ただ、それが習慣化しないようにだけは気をつけて。

深夜に食べるならこれ

夜ごはんを早くはできたけれど、後でやっぱりお腹が空いてしまったなら、これを食べて夜の空腹を抑えて。どれも手軽なものばかり。

アーモンドドリンク

ホエイプロテイン30グラムをアーモンドミルク250mlと混ぜて。(141kcal タンパク質20g、炭水化物2g)

ベリーヨーグルト

低脂肪ギリシャヨーグルト100gとミックスベリー100g。(100kcal タンパク質10g、炭水化物9g)

オートミール

オートミール25gに低脂肪牛乳を200mlかけて。(153kcal タンパク質10g、炭水化物25g)

https://www.womenshealthmag.com/beauty/how-to-make-hair-color-last

Text:UK版「ウィメンズヘルス」編集部 Translation:Noriko Yanagisawa Photo:Getty Images