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鏡に映る自分を見て、高校時代に眉毛を抜きすぎたことを後悔している? 美容皮膚科クリニック 「Southern Connecticut Dermatology」 の認定皮膚科専門医ロビン・エヴァンズによると、極端に薄い眉毛を濃くするために今からでもできることがあるそう。まさに昨今の眉トレンドは、抜き過ぎでもなく、太すぎでもない、ナチュラルな太さと毛流れ。眉は印象を左右する大きなパーツだけに、メイクでも特に力が入るところ。眉のためにできることを、アメリカ版ウィメンズヘルスがドクターに直撃取材!

そもそも眉毛が生えにくくなるのは、どうして?

基本的に眉毛は、他の毛と同じように伸びるもの。でも、エヴァンズいわく、「眉毛とまつ毛は、例えば髪などに比べて成長期が短いので、大して伸びない」 という点で大きく違う。つまり、髪よりも成長期が短いために長くならずに済むけれど、伸ばすのには時間がかかるということだとか。

ホルモンバランスの変化、ストレス、老化といった原因で体の他の部位の毛が抜けると、たいてい眉毛も薄くなる。でも、エヴァンズ博士に言わせれば、「ピンセットでの抜きすぎ」 も間違いなく原因のひとつ。

また、特定の薬や化学療法、甲状腺疾患やハンセン病などの病気によって体毛の成長周期が変わり、眉毛が永久的に抜けたり薄くなったりすることもあるそう。

眉毛を伸ばす製品の真偽は? 育毛をサポートする生活とは

美容皮膚科クリニック 「Image Dermatology」 のディレクター、ジェニーン・B・ダウニー医学博士の患者の中には、育毛サプリメントによって、眉毛などの毛が増えた人もいる。「これが本当にサプリメントのおかげなのかを判断するには、臨床研究が必要ね」とダウニー。

ダウニーによれば、まつ毛用の美容液を使うという手もある。まつげを伸ばすために作られた商品ではあるけれど、ダウニーもエヴァンズも、これで眉毛を伸ばして濃くするのに成功している。

眉毛専用の美容液もあるけれど、その多くは体の他の部位の毛を増やすために作られたもので、眉毛にも同じ効果をもたらすという保証はない。エヴァンズ博士によると、「理論上は効果があるとされているわ。でも、メーカーが体の他の部位でしか検査をしていないので、パッケージ上ではその部位に効くとしか謳えない」 そう。

どんな部位の育毛にも共通するが「健康的な食生活を送り、定期的に運動して、ストレスを最小限に抑えることが大切」だと二人は口をそろえる。

眉毛のためにやめるべき「悪習慣」と心掛けたい「眉メイク」

何はともあれ、眉毛を抜きすぎないこと。ダウニー博士によれば、「眉毛のあたりをゴシゴシこすったり、引っかいたり、いじったりするのもやめるべき。それを意識する方が、特定の商品や成分を避けるよりもはるかに大事ね」。
メイクのときは毛抜きを使う代わりに、アイブローブラシとアイブロウペンシルを駆使して眉毛の隙間を埋めよう。

ダウニーが言うように、眉毛は成長に時間がかかるので辛抱強く取り組んでいこう!

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Caroline Shannon-Karasik Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。