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セルライトは自然なもので、あらゆる体型とサイズの女性が経験するもの。効果的な治療法はないけれど、生活習慣の心がけで防ぐことができるって知ってた?

お気に入りのデニムパンツの裾からそっと姿をのぞかせ、ビキニ姿のセルフィーにもこっそりと忍び込む、なかなか消えてくれない、オレンジの皮を剥いたような皮膚の一部。

あの厄介な皮膚のえくぼに対する魔法の治療薬は絶対存在しないので、お尻から完全にセルライトを取り除こうとするのは時間の無駄でしかない。そして、数々の研究によって、9割の女性にはいくらかのセルライトがあることが明らかになっている。そう考えると、セルライトが人生における最も切迫した問題のひとつであるとは言い難い。

とは言ったものの、簡単にセルライトを目立たなくして、ビキニ姿の自分に自信を持たせる方法はいくつかある。

しかも、かなり驚くべきことに、大事なのは “するべきこと” ではなく、“避けるべき” こと。事実、部分的なセルライトを悪化させているかもしれない要素が、日々の生活の中に潜んでいる。それが一体何なのか、確認していこう。

砂糖が大好き

糖分とセルライトのつながりに関しては、恐らく既に知っているはず。糖分が脂肪細胞に貯蓄されることで脂肪細胞が広がり、セルライトが一段と目立つようになる。午後3時、頭がスランプに陥ると、同僚が買ってきたピンクのキットカットをじろじろ見てしまうなら、代わりに肌の栄養になるフルーツをスナックにしてみよう。スイカは特に良いチョイス。その豊富なリコピンが、心臓血管系の健康を促進する可能性を示す文献がある。

しょっぱい食べ物が大好き

塩気のある食べ物は、セルライトの出現に関連する体液貯留を引き起こすことで知られている。加工されたナトリウム (精製塩) は、セルライトのある部分が非常に分かりやすくなるほど皮膚から水分を奪ってしまう。

決して全種類の塩を非難しているわけではなく、高度に精製された食卓塩に気を付けて欲しいだけ。ヒマラヤンソルトやシーソルトには有益なミネラルが豊富に含まれているので、食卓塩をアップグレードして実際の効果を目の当たりにしよう。

ボディブラシを放置している

ボディブラシは、浴室の棚の奥の方でホコリを被りがちな美容アイテムの一つだけど、実はお尻のセルライト除去作戦における心強い味方。

隙間なく毛が生えたボディブラシはセルライト周辺の血行を促し、セルライトの形成の一因となる毒素を体が除去するのを助けてくれる。そもそもブラシを持っていないなら、代わりにセルライト用のシリコンカップを使ってもいい。

ストレスがいっぱい

ストレスを緩和するシンプルな呼吸エクササイズに挑戦する別の理由が欲しいなら、ここにひとつ。ご多分に漏れず、ストレスの症状もセルライトの形成の一因になる。なぜ?ストレスレベルが高いと、体内のコラーゲンを分解するコルチゾールと呼ばれるホルモンが分泌される。コラーゲンは人体に最も豊富なタンパク質で、結合組織を構成するもの。よって、コラーゲンを失うと皮膚が薄くたるんで見えて、セルライトのえくぼが輝きを放つことに。

オフィスに長居している

パッド付きのオフィスの椅子に何時間も続けてお尻を乗せていても、セルライトには何の効果も現れない。長時間同じ姿勢で座っていると、血行が悪くなる。セルライトは血流が最も少ない部位で形成されるので、メールを読むのに没頭する時間の長さをチェックして。お尻のセルライトを消したければ、たとえ一区画でも、ランチタイムに必ず散歩をすること。これなら同時に腹筋も鍛えられる。

※この記事は、UK版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Roberta Lister Translation: Ai Igamoto Photo: Getty Images

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。