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なんだかジムの居心地が悪いと思ってない? 新しいエクササイズに挑戦する時は、誰だってビクビクするもの。

最近始まったHIITクラスや、みんなが絶賛しているボクシングクラスを試してみたい。でも、クロップトップを着てジムでセルフィーを撮り、仲良しな女子たちがハイタッチするのを見ると、なじめない気がしてくる。そして心の中で、「行く意味なくない?」 と呟いてしまう。

人前で汗を流し、新しいクラスに参加しようとすると、あっという間に気が引ける理由を考えたことは?

『The Brave Athlete: Calm The F*ck Down And Rise To Occasion』の著者でスポーツ心理学者のサイモン・マーシャルに話を聞いた。

「人間の脳は、その人の社会的な立場を判断するようにできているので、人は脅威を特定するべく、目の前の状況をスキャンするんだ」 とマーシャル。「これは確証バイアスと呼ばれるもの。例えば、クラスの入り口に立っている腹筋がバキバキに割れた3人の女性には目が行くのに、その後ろでヒーヒー言ってる5人には気付かない。これは、脳がその5人を脅威と認識していないから」

ジムで居心地よく感じるには?

気が引ける瞬間は誰にでもあることを覚えておく

自分に自信を持ち、ジムでも居心地よく感じたければ、まずは誰にだって気が引ける瞬間があることを認識するのが一番大事。いつ何時も、あなたよりフィットで強い人がいることも覚えておくこと。

感情をモチベーションとして使う

感情を障害として見るのはやめて、ワークアウトのモチベーションを高めるのに生かしてみよう。「インポスター症候群 (詐欺師症候群とも呼ばれ、成功した女性に多いと言われる) は、モチベーションが非常に高く、何事にも真剣に取り組むのに、自分は評価に値する人間だと思うことができず、褒められることに罪悪感を覚える心理状態。でもこれを、どんどんスキルを身に付けるための進化論的なツールとして捉えればいい」

助けを求める

困り果てた姿を人に見られるのを恐れてマシンを避ける代わりに、誰かに使い方を教えてもらおう。「あなたの脳は、間抜けな姿をさらすことになるぞと考えるかもしれない。でも、“私の知識を役立たせるチャンス” だと考えることもできる。周囲の人々は、あなたの評価なんてしていない。自分の自尊心を高めるのに夢中だからね」。人生と同じように、エクササイズにおいても、奇跡が起きるのはコンフォートゾーンから抜け出したとき。

※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。



Text: Laura Potter and Ally HeadTranslation: Ai Igamoto Photo: Getty Images

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Nana Fukasawa
ウィメンズヘルス・エディター

2018年に「ウィメンズへルス」編集部にジョイン。アシスタントを経て、エディターとして美容、フード、ダイエットなどの記事を担当。流行りそうなヘルシーキーワードをいち早くキャッチすることを心がけている。CBDや筋膜リリース、アーユルヴェーダ、植物療法を学ぶ、自他共に認める“セルフケア マニア”。2023年初めてのハーフマラソンに挑戦。