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ファスティングによるプチ断食で気持ちよく新年をスタート!

忘年会に新年会と何かと食べる機会の多い年末年始。体重増加はもちろん、むくみや便秘が気になるという人も多いはず。そんな時におすすめなのが、ファスティング。実はこのファスティングには、冬太り解消だけではなく美容にも嬉しい効果がたくさん。そこで今回は、身体の中と外の両面からアプローチする「ホリスティック医療」を提唱するまいこホリスティック スキン クリニックの院長、山崎まいこ先生にインタビュー。ファスティングの効果と正しい行い方についてご紹介。

ファスティングとは?

ファスティングとはいわゆる断食のことで、普段稼働しっぱなしで疲れている内臓を休めるために行うもの。「内臓は、食事を消化するときに膨大なエネルギーを使うため、身体の他の代謝機能が抑制されてしまいます。現代社会では加工食品や、保存料の多い食べ物が多く、内臓に負担をかけているので、断食で内臓を休めてあげたほうがいいんです。それによって代謝が上がったり、内臓が回復して免疫力も上がります」(山崎先生)

ファスティングが体にいい理由

肌荒れや便秘、むくみ、風邪がなかなか治らないといった原因は、内臓や免疫機能の低下によるものがほとんど。内臓のなかでも特に小腸に免疫細胞が多いと言われているため、ここをファスティングによって休めてあげることで免疫力が大幅にアップ。「冬太り対策にももちろんですが、例えば、しっしんやニキビ、精神的に不安定、慢性疲労感など肉体的、精神的なお悩みを抱えている方には腸内環境を整えるためにもファスティングをオススメします。うつ病の多くは腸内細菌叢の変化がが原因で言われていますし、糖尿病や高血圧、自己免疫性疾患などにも効果があると言われています」(山崎先生)

安全で効果的なファスティングの行い方

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ファスティング中はいっさいの食事を取らないため、初心者が何の知識もなくトライすると体調不良を起こす危険性も。効果を最大限発揮させるためにも医師による監修のもと行うのがベター。ここでは山崎先生のクリニックで行っているファスティングを紹介。

【前日・当日】純度の高いオリゴ糖と酵素ドリンクで腸内環境を整える

ファスティングでは食事をやめ、酵素ドリンクを飲みながら内臓を前後三日間休める。前日と当日は、食物繊維の豊富なオリゴ糖を飲んで毒素を出す準備を。不足しているビタミンなどは処方された製剤で摂取する。

【翌日】回復食と必要な栄養素を少しずつ摂取して戻していく

断食した翌日は回復食や酵素ドリンクに加え、ビタミンミネラルを摂りながら少しずつ食事をして元の食事に徐々に戻していく。溜まっているものを出すという行為をより意識し行うことでより効果がアップ。ファスティング中に摂取するオリゴ糖は、純粋なものを使うのが重要。市販のオリゴ糖は添加物が含まれているものが多く、ファスティングに使うとなかなか効果が出ないことも。山崎先生のクリニックで使用しているのは純粋なオリゴ糖100%なので安心してファスティングの効果が得られるそう。「もしご自身でファスティングをやられるなら、オリゴ糖の選び方が大事になります。オリゴ糖の種類と量でファスティングの効果が決まって来ますので、初心者の方は専門家のもとで行うのがいいでしょう。また、初めての方はトイレの回数が多くなりますので、トイレに行ける環境を用意してください。週末なんかがおすすめです」(山崎先生)

初心者ならまずはショートコースを

できれば3日間はファスティングをするのが理想的と語る山崎先生。前後を含めるとだいたい1週間ほど必要になってしまうため、働いている人にはハードルが高いのが現実。「そんな方にはショートファスティングをおすすめします。一日断食して前後2日間を回復食で過ごせば、三日間で完結します」(山崎先生)

どのくらいの頻度で行うのが効果的?

腸内環境をいつもいい状態に保っておくためにも定期的に行いたいファスティング。どのくらいの頻度で行えばいいの?

「ファスティングはいつでもして大丈夫です。思考も腸内細菌叢に影響するので、意識が向いた時がタイミングです。できれば、月に一回はできるといいでしょう。1~2ヶ月に1回とコンスタントにしていくことでかなり腸内環境がよくなり、ファスティングの効果が出やすくなります。食事が荒れやすい年末年始は必ずしてほしいですね。よくお腹が空かないか心配される人がいますが、思ったより空腹感を感じなかったという人がほとんどです。どうしても空腹に耐えられない人は、具なしのお味噌汁なら飲んでもOKですので、少しずつ慣れていってください」(山崎先生)

取材した山崎まいこ先生のお肌は白くてキメの細かい超美肌! 長期休暇の年末年始こそファスティングにトライする絶好の機会。心身ともにすっきりした状態で新しい一年をスタートさせて!

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山崎まいこ先生
滋賀医科大学卒業後、大阪市立総合医療センターで臨床研修を行い、大阪市立大学附属病院形成外科、大阪市内の皮フ科常勤医師、大阪市内美容皮膚科院長を経て、まいこ ホリスティック スキン クリニックを開院。米国Nutrition Therapy Institute日本校卒業。

まいこ ホリスティック スキン クリニック
〒150-0034 東京都渋谷区代官山町8-6 ID DAIKANYAMA(アイディ代官山)2F
03-6712-7015
受付時間:火〜金10:00-19:00/土10:00-15:00
http://mhs-cl.com/



Text:Nozomi Tokorodani